今日のみ言葉【No.1895】(2018年12月 5日)「 翻って生きよ」
あなたの約束はわたしを生かすので、わが悩みの時の慰めです。
(詩篇119:50)
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早稲田大学重点領域研究機構の堀口健治名誉教授と弦間正彦教授の研究によると、
・自営農業者の医療費は、それ以外の人に比べ3割程度少ない
・平均寿命は非農業者と比べて約8年長い
ということがわかりました。
(参照:https://www.waseda.jp/top/news/topic/52003)
つまり、農業をやっていると病気になりにくく、最後はいわゆる「ピンピンコロリ」の傾向が強いということです。
定年後はゴルフクラブを鍬に持ち替え、土に触れて作物を育てる人生へと方向転換したほうが良さそうです。
聖書では神の約束が人を生かすのだと述べています。
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神の御心の第一は私たちを生かすことです。
これは神の基本方針です。
モーセの十戒に
「あなたは殺してはならない」
(出エジプト記20:13)
と明記されてあります。
とは言っても、「死すべき悪人はやはりいるではないか」という声が聞こえてきそうです。
しかし、神は悪人の死をも喜ばないのだと預言者エゼキエルは語っています。
「主なる神は言われる、わたしは悪人の死を好むであろうか。むしろ彼がそのおこないを離れて生きることを好んでいるではないか」
(エゼキエル18:23)
神の御心はこれです。
「わたしは何人との死をも喜ばないのであると、主なる神は言われる。それゆえ、あなたがたは翻って生きよ」
(エゼキエル18:32)
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神は人を生かそうとされる御方です。
イエス・キリストがペテロにかけた言葉にその暖かい御心が染み渡っているのがわかります。
「シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」
(ルカ22:31-32)
これはペテロが3度イエス様を否定する前に言われた言葉です。
イエス様はペテロの弱さとそのために取る行動を事前に予知しておられました。
「私を知らないと言ったがゆえに絶望に陥るはずであろうペテロよ、あなたは必ず立ち直る。その時には同じように希望を失っている仲間を力づける使命があるのだよ」
とイエス様は至れり尽くせりの配慮をしておられるのです。
ところがペテロはこの言葉を上の空で聞いていたのでしょうか、彼の思いは「生」でなく「死」の方を向いています。
イエス様から言われた直後の彼の返答はこうです。
「シモンが言った、『主よ、わたしは獄にでも、また死に至るまでも、あなたとご一緒に行く覚悟です』」
(ルカ22:33)
神は人を生かそうとしているのに、人間は勝手に死の方を向いています。
「どうせダメだ」
「何をやっても無理だ」
「死ぬしかない」
こんな言葉が頭の中をパレードし、占領しています。
なぜなら、「もう終わりだ」とした瞬間に考える必要がなくなるので楽になれるからです。
ただしそれは一時的です。
自分を取り巻く状況は全く変わらず、続いています。
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神は「翻って生きよ」と言っておられるのです。
この神の御心に従い、
「あなたの約束はわたしを生かすので、わが悩みの時の慰めです」
(詩篇119:50)
と告白しながら現実の問題を1度に1個ずつ取り上げ、じっくり取り組み、自分なりの答を出していくこと。
逃げないですむ人生とはこのようなものなのです。
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悩みの時の慰めをいただきながら、自分ならではの答を出す今日として参りましょう。
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