今日のみ言葉【No.2454】(2021年 1月25日)「キリスト教イロハ(127)『ダビデ』」
ダビデの子孫として生れ、死人のうちからよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。これがわたしの福音である。
(第2テモテ2:8)
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イスラエルの救急車のマークは赤十字ではなく、ダビデの星です。
二つの正三角形を逆に重ねた六芒星(ヘキサグラム)といわれる形をしています。
今回は、聖書に頻繁に出てくるダビデという人物を紹介します。
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モーセに率いられて出エジプトをしたイスラエルの民は、その後、ヨシュアという新リーダーの下、約束の地カナンに入りました。
先住民との戦いの後、彼らはその地に定住しましたが、最初は部族間同士の結びつきは緩やかで、強い統一国家としての歩みはずっと後のサウル王の時代から始まります。
ダビデはその統一王国第2代目の王です。
彼は羊飼いとして少年時代を過ごし、琴や詩にも優れた才能を示した人でした。
そんなダビデは、ある日預言者サムエルから油を注がれ、サウルの次の王となるように神に選ばれました。
彼はペリシテ人の巨人ゴリアテを倒すなど、次々と手柄を立て、紀元前1000年にユダの王となり、そして前994年にイスラエル全土の王となります。
ダビデの統治時代はイスラエルの最盛期であり、イエス・キリストが地上にいた時代の人々は、約束の救い主はこのダビデの黄金時代を復古してくれるものと考えていました。
エルサレム入場の際、群衆が
「ダビデの子に、ホサナ。主の御名によってきたる者に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」
(マタイ21:9)
と、キリストをダビデの子と呼んで叫んだのはこういう背景があったからです。
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ダビデに関してはその他多くの資料がありますが、イエス・キリストとの関係のみに絞れば、
「ダビデの子孫として生れ」
(第2テモテ2:8)
というのが大事です。
旧約聖書の3大契約のひとつであるダビデ契約があります。
「わたしは彼を長くわたしの家に、わたしの王国にすえおく。彼の位はとこしえに堅く立つであろう」
(歴代志上17:14)
救い主はダビデの子孫から生まれ、その統治は永遠に続くからです。
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今まで新約聖書を読む時に「ダビデ」という名前が出てくると、「誰なんだろうなあ?」と思っていたとしたら、今回を機に、ダビデのことを学んでみて下さい。
聖書がさらに理解でき、より深い意味が汲み取れることは間違いありません。
あなたの聖書ライフが祝福されますように…。
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