今日のみ言葉【No.1355】(2016年 8月23日) 024 「ふたりの盲人」(3)

しかし、彼らは出て行って、その地方全体にイエスのことを言いひろめた。
(マタイ9:31)

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ある夏、懸賞で3万円の無料宿泊券が当たったことがあります。

「やった!家族3人、一人1万円の部屋が無料で泊まれる計算だ!」

早速、該当の旅行会社に電話で問い合わせると、社員の方から

「おめでとうございます!」

と景気の良い返答をいただき、ますます盛り上がります。

ところが話を聞いているうちに、無料宿泊券が有効なプランは一泊2万円の部屋だと分かりました。

つまり3人で6万円。そのうち3万円分を割引し、結局、一人あたり1万円の支払いです。

「やるなー、この旅行会社…」

それでもその夏は家族3人での一泊旅行を満喫しました。

毎年夏になると、私は必ずこの楽しい話を誰かに聞かせています。

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イエス様に目を癒してもらい、見えるようになった二人の盲人も同じでした。

実は彼らは

「だれにも知れないように気をつけなさい」
(マタイ9:30)

と、イエス様から厳しく戒められていました。

それは、奇跡を行うスーパーマン扱いや政治的解放者として人々に知れ渡ってしまうことを避けようとなさったのです。

イエス様は魂の救い主としてこの世に来られたからです。

ところが、この二人は自分の身に起きた出来事を抑えていることができません。

「しかし、彼らは出て行って、その地方全体にイエスのことを言いひろめた。」
(マタイ9:31)

とあるように、目が開かれて見えるようになったことをどんどん話しだし、それが止まらなくなり、とうとう彼らの住んでいる地域の人々全てに話すほどまでになったのです。

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彼らの行為は決してほめられたものではありませんが、伝道とはこのように自分の身に起きた神の恵みの出来事を人々に喜びを持って伝えることです。

あふれる恵みに感謝し、ふと気づくとその証しを人に話しだしており、救いの喜びを伝えている。

それが証しであり伝道です。

あなたの人生に起きたドラマは、あなたしか語れないのです。

そしてそのドラマは、どれも皆聞く人の心を揺さぶり、感動を与えます。

真実だからです。

義務や役割で「イエスのことを言いひろめた」のではなく、たとえやめろと言われていても話してくてたまらずに表に出ていくのが本当の伝道なのです。

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米沢興譲教会で洗礼を受けた鈴木さんは、ちょうど会社を起こす時でした。

社名を何としようかと悩んでいた時、自分はイエス様の十字架によって救われたのだから、と、

「十字電子」

という名前にしました。

取引先との話の中でも、必ずこの社名のことで相手側が尋ねてきます。

「社長はクリスチャンなのですか?」

鈴木さんは

「はい、私はクリスチャンです。教会に行ったきっかけは…、」

と話すその姿勢や内容が相手に信頼感をもたらし、経営にも好影響を与えています。

そのために名前を利用しているわけではありません。

感謝と喜びの現れとしての社名なのです。

そこに利得を得ようとする意図が一切感じられないからこそ、一般の人々も真実を感じ、信頼関係を結ぼうとする好循環が神様から与えられているのでしょう。

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あなたの身に起きた神様のドラマを話しましょう。

話してくてたまらないほどまでに恵みをいただく人生として参りましょう。

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