今日のみ言葉【No.3028】(2023年 3月 9日)「リベカの出産（2）」

主は彼女に言われた、「二つの国民があなたの胎内にあり、二つの民があなたの腹から別れて出る。一つの民は他の民よりも強く、兄は弟に仕えるであろう」。
（創世記25:23）

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駅などの公共交通機関では、エレベーターの中に大きな鏡があります。

痴漢防止や、身だしなみを整えるためのサービスなのでしょうか？

日本エレベーター協会のホームページにその答が書いてあります。

「車いすのお客様が乗り込んだ状態で、かごの中で回転ができない際、後ろ向きで出るときに後方を確認するためです」

なるほど、足に障害のない私はそんな深い思いやりと配慮が鏡に込められていることなど想像もできませんでした。

神様は思いもよらない出来事を通して、そのご計画の大きさを表されます。

リベカの妊娠中の問題を通して、神は重大な預言を表されました。

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リベカは双子を身ごもりました。

ところが、胎内でこの二人は押し合いを始めました。

リベカは

「こんなことでは、わたしはどうなるでしょう」
（創世記25:22）

と言ったとありますが、これはのんきに言ったのではなく、命の危険を覚えるほどであったという意味です。

人は自分の命の危うさを覚える時、極めて真剣に祈ります。

その祈りに神が答えたのが今日の聖句です。

「主は彼女に言われた、『二つの国民があなたの胎内にあり、二つの民があなたの腹から別れて出る。一つの民は他の民よりも強く、兄は弟に仕えるであろう』」
（創世記25:23）

この双子は兄エサウ、弟ヤコブとして生まれ、エサウの子孫は現在のアラブ民族となり、ヤコブの子孫はイスラエル民族となり、神の預言の通り、二つの国民となっていきます。

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そして、最も重要なことは、

「兄は弟に仕えるであろう」
（創世記25:23）

という部分です。

生まれる前から、弟ヤコブがアブラハム契約の継承者として選ばれているという預言です。

通常は長男が父親の財産を相続します。

ですから、長子であるエサウが父イサクからすべてを受け継ぐはずなのです。

しかし、神の選びは違っていました。

神は弟のヤコブを選び、彼がどんなことを行ったとしても、祝福を注ぎ、神のご計画を全うさせるのです。

この点から一歩もずれることなく聖書を読んでいくと、この後の展開が、一本、筋が通って理解できるようになっていきます。

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イエス・キリストはこう語っています。

「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである」
（ヨハネ15:16）

どんなに自分が不十分な存在だと思っても、あるいは、どう考えてもその資格無いと思っても、神が「用いる」と選んでくださったら、その通りになるのです。

あなたはキリストに選ばれて、この「今日のみ言葉メール」を読み、神の言葉に触れています。

ヤコブと同じ「選び」の中に入れられていることを思い、徐々に神の世界を自分の内に迎え入れ、神の祝福とはどんなものであるかを体験していくのが、神を信じて生きる人生です。

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「選び」を思い巡らす今日として参りましょう。

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