今日のみ言葉【No.2452】(2021年 1月22日)「復活の出来事 【復活に対する疑問】」

しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。
(第1コリント15:20)

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(※今回は少々難しい話になりますが、おつき合い下さい)

世界で最も美しい科学実験のひとつに選ばれたのは、二重スリット実験です。

量子力学が扱うミクロの世界では、光子や電子などの粒子を1個だけ発射しても、2つの隙間を通っていきます。

物質は粒子性と波動性の両方を持ち、我々の日常生活(マクロ)では認識できませんが、極微の世界(ミクロ)では観測されるからです。

そんなことはありえないと考えられる出来事が、現実のこととして起きているのです。

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イエス・キリストの復活を非科学的であるとして否定する人がいます。

科学的であるとは、あることを観察し、実験し、そこに法則を発見することです。

ところが、復活の出来事は繰り返し実験し直したりできることではありません。

過去において1回だけ起きたことだからです。

ですから、復活は科学の対象とはなりえません。

1回だけの事件は、科学の問題ではなく、歴史学の問題なのです。

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歴史研究において科学の実験と同じ役割をするのが、その出来事に関する証言です。

証人がどれだけ本当のことを言っているかを吟味し、批判し、反対質問をしながら結論を出すことが、歴史の研究における科学的態度と言えましょう。

パウロが

「しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである」
(第1コリント15:20)

と言っているのですから、そのパウロの証言の真正性を見極めるため、彼がどのような人物であるかを調べなければなりません。

また、その他にも、キリストの弟子たちの証言とその生き方の一致性を見なければなりません。

これらのことについては次回に譲ります。

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奇跡など絶対にありえない、というのは独断です。

私たちの知識では説明できないことがこの世にはまだまだあるのです。

キリストの復活はあったと信じ、それを信じる自分自身もその復活にあずかることができるという希望を持ちつつ、信仰の歩みを進めて参りましょう。

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