今日のみ言葉【No.2331】(2020年 8月 4日)「終わりから始める(2)」
イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家にいて、食卓についておられたとき、ひとりの女が、非常に高価で純粋なナルドの香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、それをこわし、香油をイエスの頭に注ぎかけた。
(マルコ14:3)
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渡部昇一氏の著書『知的生活の方法』の中で、本は繰り返し読むものだと書かれています。
筋がわかっている本をなぜ何度も読むのか。
それは、そうすることにより、センスが磨かれるからです。
霊的センスは、御言葉に浸り、神の言葉に聞き入ることで養われます。
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イエス様の頭に高価な香油を注いだマリヤは、聖書に登場する人物の中でただ一人、イエス様の死を察知し、事前に葬りの準備ができた人でした。
彼女の極めて高い霊的識別力は、御言葉に聞き入る姿勢から生まれたと言えます。
「この女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた」
(ルカ10:39)
神の言葉を聞く。
しかも何度も聞き、それを味わう。
この繰り返しの生活があなたの霊的センスを磨くのです。
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以前ご紹介した話ですが、御言葉と祈りの生活を欠かさず続けたE姉の実話を再掲します。
Eさんは聖書をきちんと説明できるタイプの方ではありませんが、毎日聖書を読み、祈り、喜んで生活しておられました。
ある時、他宗教の方が家に勧誘に来られ、お話をお聞きすることが幾度が出てきました。
しかし、これ以上話を聞いても平行線だと思い、思い切って
「もうここまでにしましょう」
とお断りしました。
するとその方は猛然と、しかも理論的に反論してきたので、そういうことが苦手なEさんは困り果ててしまいました。
30分ほど、ただ聞くままでしかいられなかったEさんの頭の中に、一つの質問が浮かんできました。
「あなたは一日にどのくらい祈っていますか?」
聖書の御言葉に
「絶えず祈りなさい」
(第1テサロニケ5:17)
とあり、その通りいつもやっていることが祈り。
クリスチャンの命は祈りにかかっていると普段から思っているEさんにとって、それは自然に出てきた質問でした。
すると相手はきょとんとして、
「それは量のことですか、回数ですか?」
と聞き返してきました。
「量でも時間でも回数でも構いません。あなたは一日にどのくらい祈っておられますか?」
このEさんの言葉に、その方は急に黙りこくり、
「失礼します」
と言って帰ってしまいました。
後に残されたEさんは唖然としましたが、
「理論的に説明できない私のために、神様が働いて下さった」
と思い、喜びと感謝の祈りを捧げられました。
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御言葉に聞くことを繰り返し行うことにより、霊的センスが磨かれていきます。
祈りの中で御言葉を思い巡らし、聖霊の導きを受ける今日として参りましょう。
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