今日のみ言葉【No.2271】(2020年 5月18日)「キリスト教イロハ(70)『使徒信条(2)』」
あなたがたは、むなしいだましごとの哲学で、人のとりこにされないように、気をつけなさい。それはキリストに従わず、世のもろもろの霊力に従う人間の言伝えに基くものにすぎない。
(コロサイ2:8)
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聖書に毒麦のたとえ話が出てきます。
「えっ、間違って食べたら死ぬのかな?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
麦と毒麦は見かけが似ているので、一緒に収穫してしまうことがあります。
ここで問題が発生します。
たとえ少量でも挽いた粉に毒麦が入っていると、それで焼いたパンの味は苦くなるのです。
今さら良い麦粉と毒麦の粉を分けることはできないので、当分の間、苦いパンを我慢して食べ続けるか、思い切って粉を全部捨ててしまうかしかありません。
マタイ13章に出てくるこの毒麦とはキリスト教会に入る「偽りの教え」のことを指し、それによってキリスト教が汚染される時代がやってくるのだとイエス様は教えられたのです。
使徒信条はそのような中で鍛えられた教会から生み出されたものです。
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キリスト教とよく似ていて、実は違う宗教を「異端(いたん)」と言います。
現代日本では、モルモン教、エホバの証人、統一教会(現:世界平和統一家庭連合)がそれに当たります。
初代教会時代からすでに異端は存在し、せっかくキリストを救い主として信じたのに、惑わされて正しい信仰の道から外れ、逆に教会を攻撃するようになった人々がいたのです。
その人たちをなんとかして元の道に戻し、また、新たに道をそれる人がないように、教会内の人々をしっかりと教育しなければなりません。
つまり、何がキリスト教の正統的信仰であり、異端の宗教とどこが違うのかを正確に示さなければならなくなったのです。
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実際、この作業は論理思考と分析力を必要とする知的労働であり、霊的戦いのしんどい作業なのです。
しかし、この異端との戦いがあったおかげで、現代の私たちはキリスト教のエッセンスを使徒信条を通して知ることができています。
後の時代の私たちから見れば、神はあえて当時のクリスチャンたちに困難を通らせ、そのことによって後に続く我々が大きな祝福を得るようにして下さったとしか思えません。
試練の時は、あなたが祝福の基となるための訓練期間です。
ここを抜け出た時、私たちは何らかの形で誰かのための祝福となっているのです。
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使徒信条を通して祝福を得、私たちも誰かの祝福となる道を選んで参りましょう。
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