今日のみ言葉【No.1598】(2017年 8月30日)「 聖書を正しく読む秘訣」
「わたしは、…、あなたを祝福し、…、あなたは祝福の基となるであろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」
(創世記12:2〜3)
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お魚をきれいに食べるとわかりますが、体の中心に太い背骨が走り、そこから細い骨がいくつも出ています。
魚の全体構造を知るには喉に引っかかるような細い骨を研究しても始まりません。
背骨から見ていくと、この小さい変わった骨は何のためにあるのかわかってきます。
聖書も同じで、背骨をしっかり捉えると大筋で間違えることはありません。
それが創世記第12章のアブラハム契約なのです。
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聖書を正しく理解するための一句は何かとまとめれば、今日の聖書個所となります。
アブラハムとの間に神が結んだ契約が、聖書全体を貫くバックボーン(背骨)であり、これが時代を貫いて成就されていきます。
そこから派生して、魚には様々な小骨があります。
聖書で言えば、アブラハムが純粋に神の約束を信じることができずに、サラではなくハガルとの間にイシマエルという子をもうけたことや、自分の身の安全を図ってサラを妹と偽ったこと。
イサクがいけにえとなって殺される寸前だったこと。妻にリベカが選ばれたこと。ヤコブが兄エサウを出し抜いて長子の権利を得たこと。
さらに新約聖書のイエス・キリストの来臨もアブラハム契約を成就するための一つの出来事であったと言っても過言ではありません。
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そして現在の教会の時代、あなたの周りで毎日織りなされる様々な出来事がありますが、それらは魚の小骨の数々です。
それだけを追っていると、本当に喉に引っかかるような思いをすることがあるでしょう。
しかし、歴史全体を流れる太い背骨があることを覚えておくべきです。
「わたしは、…、あなたを祝福し、…、あなたは祝福の基となるであろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」
(創世記12:2〜3)
すなわち、
(1)神はあなたを一方的に祝福されます。
(2)あなたは祝福の発信基地、祝福の基(もとい)となる人生を生きます。
(3)その結果、周囲の人々に祝福が広がります。
ということです。
このアブラハム契約は聖書理解のために第一番目に覚えて置かなければならない大事な約束です。
これをしっかり押さえていれば、誤った聖書の読み方をすることはありません。
新約の時代の今、アブラハム契約はイスラエルのみならず、イエス・キリストを信じる者に受け継がれました。
「野生のオリブであるあなたがそれにつがれ、オリブの根の豊かな養分にあずかっている」
(ローマ11:17)
と神に接ぎ木されたと表現される私たちです。
常にイエス・キリストの十字架で罪赦されたと信じる信仰に立ち返ることが祝福を受け継ぐための鍵なのです。
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自分を見失わないためには背骨を見つけることです。
今日も祝福の基となる人生を送らせていただきましょう。
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