今日のみ言葉【No.2267】(2020年 5月13日)「主の目」

見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある。
(詩篇33:18)

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長年スクールカウンセラーをしていると、先が読めることがあります。

たとえば、リストカットという自傷行為をしているとわかれば、

「ああなって、こうなって、うまくいけばこういう治り方をし、問題が続けばこういう事態に発展するから、親御さんには今のうちにこう言っておこう」

と、今までの経験からある程度予想がつき、早い段階で手を打てるのです。

しかし、それで楽をしようとするとダメです。

毎年生徒さんは新しくなり、若い人の考え方はそれこそ毎年変わるので、今までの経験が役に立たなくなるからです。

私は毎回、新しい気持ちでお話を聞けるようにと神に祈り、カウンセリングの場に向かいます。

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その際に思うことは次の聖句です。

「見よ、主の目は主を恐れる者の上にあり、そのいつくしみを望む者の上にある」
(詩篇33:18)

ふと「わかっている」と思いたがる自分の傲慢さを戒め、神の前にひれ伏し、神以外に正しい答えを知る者はないとへりくだるのです。

そして、どうか私の僅かな知恵でなく、あなたの知恵でもって今日出会う方とのカウンセリングに導きを与えてくださいと祈ります。

主を恐れる者の上に主の目はあり、主のいつくしみを望む者の上にあります。

神は私を見ていて下さり、さらにこの出来事と関係者全体をも見回され、そしてまだ明らかにされていない未来をも見ておられるのです。

その神の目で見られた結果を私に教えてくださるのだ、と信じてその場に臨みます。

そのような態度でいると、先が見えない真っ暗な問題のただ中に、今一番必要な灯りが、一つ、二つと灯され、希望が見えてくる体験を私はいくつもしてきました。

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お子さんの不登校、引きこもりのご相談を受けた時のことです。

お母さんは学校やお医者さんや支援団体など、あらゆる所に相談に行きました。

どこに行っても答がないので最後に教会に来た…、という話になりそうですが、実際はそうではなく、どこに行ってもちゃんと答は与えられたのです。

「お子さんのありのままを受け入れ、反応を待って対応しましょう」

「担当者が定期的に訪問するようにしましょう」

ところが、答が与えられても人は動けないことがあります。

気持ちの部分に手当がまだされていないからです。

そのお母さんは、我が子の不安な心の状態はわかるが、実はそれ以上に自分が不安で不安でしょうがなかったのです。

自分こそホッとしたい。

これが偽らざる親の本音です。

神の光が照らされて、お母さんの心の姿が見えた時、私の心に神様が言葉を下さいました。

「お母さん、良かったですね」

まずこのひとことです。

そして、

「リストカットでしょう。そういう目に見える形で表してくれて良かった。だから今こうやって一生懸命対処できるのですものね」

その瞬間、お母さんの心にも神の光が差し込んだようです。

今までは最悪に進んでいるとしか思えなかったのが、いや、逆にこうなったのは良い状態なのだ、と思えたのです。

彼女は揺れに揺れていた自分の状態に気づき、なおざりにしていた自分の心にこそケアが必要なのだと自覚なさいました。

安定したお母さんの心ができたのなら、そこに娘さんの不安な揺れ動く心が触れても、揺らぐことはなく、むしろ娘の波打つ心が収まり、穏やかな心になるのです。

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主を恐れ、主の目で見た祝福の世界を周りの人に届ける今日として参りましょう。

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