今日のみ言葉(2011年6月22日)【No.94】
「あなたはわが目に尊く、重んぜられるもの、わたしはあなたを愛するがゆえに、あなた
の代りに人を与え、あなたの命の代りに民を与える。」
(イザヤ43:4)
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震災の瓦礫の中から泥まみれになった写真を拾い出し、洗って持ち主に返す、というボラ
ンティア活動があるそうです。
放っておかれればそのままゴミとなりますが、持ち主にとっては大事な思い出が詰められ
た大切な宝物です。
あなたの存在は、時に自分でも無価値で役に立たない、と感ぜられますが、神様にとって
はどんなに泥まみれでも尊く重要な存在なのです。
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神様は高価なあなたを悪魔の手から買い戻すために、ひとり子のイエス・キリストを差し
出されました。
もしもあなたに値段をつけられるとしたら、あなたの首にかけられている値札にはこうい
う表示がなされていることでしょう。
「神の子の命と同じ」
あなたの代わりにキリストの命を犠牲にしてもいいと思うほど、神はあなたを愛し、高価
で尊い存在として見ておられます。
今まで自分の値札に
「無価値かマイナス」
と書いていた人は、今日から本当の値札につけ直すことです。
そこから新たな人生が始まります。
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米沢興譲教会の金藤晃一師は、かつて不登校の高校生でした。
周りから「そんなことではダメだ」と言われ、自分でもそう思い、学校に行こうとするの
ですができません。
たまたま英語教室で出会った宣教師の誘いで教会を訪れ、やがて田中師夫妻が彼を預かる
ことになりました。
「不登校をする人は将来大物だ」
という田中師の言葉を通して神の愛に触れた彼は、今まで自分に抱いていた「学校に行け
ないダメ人間」というイメージが払拭されます。
代わりに、
「私は高価で尊い存在である」
という聖書が差し出す本物の値札に切り替えたのです。
教会に来てから1年後、彼はビクビクしながらも学校に戻り、新たな高校生活を始めまし
た。
あれから25年。今、金藤師は全国各地で講演に招かれています。
講演題はもちろん
「不登校は僕の最高の青春」
です。
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あなたは神の目には高価で尊い存在です。
そのことを深く覚える一日として参りましょう。
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