今日のみ言葉【No.2212】(2020年 2月29日)「祝福と従順」
あなたがもし、主がイスラエルについてモーセに命じられた定めとおきてとを慎んで守るならば、あなたは栄えるであろう。心を強くし、勇め。恐れてはならない、おののいてはならない。
(歴代志上22:13)
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聖書のおみくじ的読み方というものがあります。
「神様、今日あなたは私に何を語ってくださいますか?できるだけ良いのをお願いします」
と祈って、目をつぶったまま聖書をブワッと開け、「エイ!」と唱えて指を当てた聖書箇所が神からのメッセージだとする読み方です。
気持ちはわかりますが、おすすめできません。
まず、聖書はそのようなやり方で読むようには書かれていませんし、何よりも自分勝手な聖書解釈に陥る危険性があるからです。
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今日の聖句も、これだけを取り上げれば、
「そうか、神様の律法を守れば、そのご褒美で儲かるのだな。よし、行け行けドンドンだ!」
などという極端な解釈が成り立つかもしれません。
聖書を読む時には、その1箇所だけでなく全体からその部分を読み、できるだけ背景や話の流れをつかんで読もうとする意識を持つと、このような誤りは避けられます。
もちろん、毎回その通りにできるわけではありませんし、人間に失敗や誤りはつきものです。
しかし、そのように心がけることで正確に神の意図を読み取る力が増してきます。
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今日の聖書箇所は、父ダビデが子ソロモンに命じた言葉です。
ダビデは神殿建築に情熱を燃やしていましたが、神様から
「おまえは多くの血を流し、大いなる戦争をした。おまえはわたしの前で多くの血を地に流したから、わが名のために家を建ててはならない」
(歴代志上22:8)
と止められ、代わりに息子ソロモンにその事業をさせようと言われました。
ダビデは神に従い、自分にできることは何かと考え、神の宮建設に必要な資材を潤沢に備え、息子ソロモンが建築する時のために莫大な資金を貯えました。
子ソロモンに必要なことは、父ダビデに従順であることです。
ソロモンは父親の機嫌を伺い、気にいるように努力を重ね、なんとかして資金を絞り出そうとがんばる…、などとする必要はありません。
すでに祝福は用意されていたからです。
それを受け取るために必要なのは父に従順なことであり、それが
「モーセに命じられた定めとおきてとを慎んで守る」
(歴代志上22:13)
ということでした。
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イメージとして、屋上に満々と水が貯えられているタンクがあると仮定してみて下さい。
あなたは屋上までポリタンクを持って上がり、それに水を入れて下まで運ぶ重労働を繰り返さなければならないのではありません。
部屋の水道栓をクイッとひねれば、すぐに水がジャーっと出てきます。
このレバーを上げれば水が出る、と信じて行う「信仰」の従順によって祝福が届くのです。
御子イエスが父なる神に従順であったがゆえに、救いという祝福が全人類にもたらされたのと同じです。
このように生きる時、
「あなたは栄えるであろう。心を強くし、勇め。恐れてはならない、おののいてはならない」
(歴代志上22:13)
との御言葉の成就をあなたの人生の至るところで見るのです。
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神からの祝福は、あなたの努力で絞り出して、ようやくもらえるものではありません。
従順というスイッチを入れるだけで、あなたのもとに流れてくるのです。
祝福が用意されていると信じ、神に従順な歩みを続ける今日として参りましょう。
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