今日のみ言葉【No.2198】(2020年 2月12日)「新しく造られた人」
だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
（第2コリント5:17）
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昔ながらの白熱電球は2012年に生産終了となり、電気店の売り場ではほとんど見かけることがなくなりました。
それと同じように、2020年を目標に蛍光灯からLED照明へ移行するよう政府主導で進められ、すでに大手電機メーカーは器具の生産を終了し、蛍光灯の生産を縮小しています。
かと言って今すぐ蛍光灯が無くなるというわけではありませんからご安心を。
しかし、10年後の世界ではLEDが当たり前で、蛍光灯や白熱電球が「レトロだ」「昔ながらの味がある」と言われて珍重される時代となるのでしょう。
人間の場合は、神様主導で新しくされると聖書に約束されています。
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その約束が今日の聖句です。
「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである」
（第2コリント5:17）
キリストにある（口語訳）、キリストの内にある（新改訳）、キリストと結びつく（新共同訳）とは、その人がキリスト側に立っていることです。
それはイエス・キリストを自分の罪からの救い主と信じているということですから、父なる神様の目からは全く罪のない真っ白な存在として見られます。
この罪の赦しが与えられているので、キリストにある者は「新しく造られた者」なのです。
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ただし、「古いものは過ぎ去った」からと言って、過去の事実が帳消しになってウヤムヤになるということではありません。
過去は過去のままそのままです。
しかし、キリストが私の罪が代わりに負って下さったと信じることによって罪赦され、造り主なる神との間に何のわだかまりも無くなった今、神は私たちの味方となってくださることが現実のものとして感じられるようになります。
すると、今まで見ないようにしていた過去を、今度はむしろありのまま見る力が出てきて、さらに、それらは神にあって最善のために用いられるのだという信仰に導かれていくのです。
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Mさんはあるカルト宗教で熱心に働く人でしたが、その誤りに気づき、脱会してクリスチャンとなられました。
しかしつきまとうのは、今まで熱心に勧誘して多くの人々をその道に引き入れてしまったという後悔です。
クリスチャンになった後しばらく、
「よし、だからその分、罪滅ぼしとして今度は教会で熱心に伝道して頑張ろう」
という昔の思考パターンに陥り、空回りを繰り返していましたが、ある時
「私が罪を償うために一生懸命頑張るだなんて、そんなことで足りるはずもないのだ。すべてはイエス様が支払ってくださったのだ」
ということに気づき、罪責感から自分で自分を追い込んでいた悪循環から解放されました。
そして、その昔の自分があったからこそ、新しく造られた私ができることがあるという考えになっていきました。
Mさんが見出したのは、同じようにカルト宗教から脱退し、しかし自分の気持ちに折り合いをつけられずにいる人たちでした。
その状況を体験した人でなければわからない心の迷いや葛藤。
それを自分は全部わかる。通ってきた。だから心のケアができる。
Mさんは自分の封じ込めたい過去が神様にあって生かされ、用いられ、祝福の泉となっていることを発見しました。
新しく造られた人として生きるとは、このように過去のすべてが新しい意味をもって用いられ、ありのままの自分で生きていけるということなのです。
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キリストにあってあなたは新しく造られた人です。
すべてが祝福となって輝く人生のステージを、一段々々、登って参りましょう。
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