今日のみ言葉【No.2176】(2020年 1月16日)「キリスト教イロハ(39)『ガリラヤ湖』」
そののち、イエスはガリラヤの海、すなわち、テベリヤ湖の向こう岸へ渡られた。
(ヨハネ6:1)
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聖書を読み始めた頃、イスラエルには同じ地域に似たような湖が結構あるのだな、と思っていました。
しかし、地図を見るとガリラヤ湖という湖一つしかありません。
別名がたくさんあって私は混乱していたのです。
今回の「キリスト教イロハ」はガリラヤ湖の説明です。
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イスラエル南部には人間が浮かぶことで有名な死海があります。
ちなみに海水の塩分濃度は3%ですが死海は30%。
もちろん魚などの生物は棲めない文字通りの死海です。
一方、北部にあるガリラヤ湖は淡水湖なので昔から漁業が盛んに行われました。
旧約聖書でガリラヤ湖はキンネレテの海と呼ばれています。
これは湖の形が竪琴に似ているためで、竪琴を意味するヘブル語「キノル」に由来しています。
日本でも琵琶(びわ)の形に似ているので琵琶湖と言われるのと同じようなことです。
他の名称では、ガリラヤの海、ローマ風にテベリヤの海、地域的にゲネサレ湖と呼ばれました。
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新約聖書でガリラヤ湖が重要なのは、イエス・キリストがここで多くの伝道活動をしたからです。
山上の垂訓はガリラヤ湖畔でなされ、イエス様の種々の教えが説かれたのも、また、様々な奇跡が行われたのもこの湖周辺です。
さらに、ペテロを始めとする弟子たちの多くはガリラヤ湖の漁師出身でした。
ですから、もしあなたがイスラエル聖地旅行に行くなら、事前に十分このガリラヤ湖周辺で起きた出来事を学習しておくことをお勧めします。
そうすれば、実際に行った時に、聖書に書かれてあることが、白黒写真からカラー写真へ、静止画から生き生きとした動画へと変わることを体験なさるでしょう。
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地球上に現存するガリラヤ湖で実際にイエス・キリストが生き、歩き、人々と関わられたことを思い描く今日として参りましょう。
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聖書の中で、イエス、キリストの生涯の研究は、とても重要なものとしてとらえられています。クリスチャンという意味は、キリストの手本に倣うという意味があります。全能の神に喜ばれるには、イエス、キリストの手本に倣うことが大切です。キリストの言われたことに従い、生活に当てはめて、それに基づいて行動することは、神の是認を得ることにつながります。以上です。