今日のみ言葉【No.2175】(2020年 1月15日)「死は終わりではない」

2020年1月15日

わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。
(第1テサロニケ4:14)

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マレーシアでバドミントンの世界チャンピオンが交通事故に遭いましたが、幸い命に別状はなく、すぐ日本に帰って来られるそうです。

このようなニュースを聞くと、人間は死と隣り合わせに生きているのだという思いがします。

聖書は死についての完璧な対処法を記しています。

それは復活です。

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テサロニケ教会の人々は、自分たちが生きている間に再びイエス様がやって来て、天に引き上げられると信じていました。

これを携挙(けいきょ)、あるいは空中再臨と言います。

ところが待っている間に死んでしまう仲間が出てきました。

この人たちはどうなるのかという問いにパウロはこう答えました。

「イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう」
(第1テサロニケ4:14)

神はイエス・キリストを復活させたのと同じように、「眠っている人々」、つまりすでに死んだクリスチャンをよみがえらせて下さるというのです。

この復活の約束があるので、もはや死を迎えることは恐れではなくなりました。

この知らせは

「兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである」
(第1テサロニケ4:13)

とあるように希望として語られています。

キリストにあって、死は人生を閉ざす重い扉ではなく、次の永遠の祝福の世界を開けるドアとなったのです。

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日本で伝道する時に出会うのは、キリストを知らずしてすでに亡くなった人々はどうなるのか、一緒くたに地獄で裁かれるのは納得行かないという反応です。

この問いに対する神の答の全貌は明らかにされていませんので単純に答えることはできませんが、神の奥義を明かされたパウロは、「律法を持たない異邦人」、つまり、律法を知らずして罪を犯した人はどうなるのかの答をこう記しています。

「彼らは律法の要求がその心にしるされていることを現し、そのことを彼らの良心も共にあかしをして、その判断が互にあるいは訴え、あるいは弁明し合うのである」
(ローマ2:15)

その人自身の良心というものがあり、神はそれを基準にして判断されるというのです。

「そして、これらのことは、わたしの福音によれば、神がキリスト・イエスによって人々の隠れた事がらをさばかれるその日に、明らかにされるであろう」
(ローマ2:16)

「わたしの福音」とはパウロだけに明かされた奥義です。

パウロはそれを人々に明かすことはしませんでした。

神がそれを禁じたのだと考えられます。

今そのことが明らかにされても私たちは受け入れられず、混乱するだけだからでしょう。

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死者のことは神様にお任せしましょう。

死後、その裁きがある時、神の判断は誰が見ても公正で納得のいく裁きがなされるからです。

大事なことは、生きている間にキリストの福音を信じ、「死で人生は終わるのではない」という平安と永遠の世界への希望を持って生きることです。

最後に、三重苦を克服したヘレン・ケラーの名言を記します。

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死はこちらの部屋からあちらの部屋に移るようなものに過ぎません。
でも私にとっては違いがあるのをご存知でしょう。
それは、そちら側の部屋では、私は見えるようになるのです。

Death is no more than passing from one room into another.
But there’s a difference for me, you know.
Because in that other room I shall be able to see.
– Helen Keller

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