今日のみ言葉(2011年7月10日)【No.112】

「草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない。」
(イザヤ40:8)

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雪国の早春はまだ白と黒の世界です。やがて冬が完全に去り、春が落ち着き出すと、地面
から草花が一気に吹き出します。色とりどりの花が次々と咲きだし、散りゆく花を惜しむ
間もないほどです。

雪と氷に閉ざされた世界が、草花の成長の勢いで埋め尽くされ、緑の世界にされるのは本
当に驚きです。

しかし、やがてこの草も枯れ、花はしぼむのです。

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今日の聖句は、この世の哀れや栄枯盛衰を語っているのではありません。

このように生命力あふれる草花とて終わりの時を迎えることがあるのに対して、神の言葉
はそれ以上の力を持ち、変わることがないことを表現しているのです。

神の言葉が不変であるということは、神の約束は変わらないことを意味します。

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その代表的例が救い主を送る約束です。これは既に創世記3章に預言されています。何千
年の後、この約束はイエス・キリストの来臨において成就しました。

その間、イスラエルという国自体が無くなったり、イエス・キリストが生まれた地方の2
歳以下の子供たちが殺されたりと、救い主が世に現れるのを阻止しようとする闇の力の攻
勢がありました。

しかし、

「われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない。」

という今日の聖句の通りに、神の約束は成就し、イエス・キリストによる救いを受け取る
人々が今この瞬間も続々と出ているのです。

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先日洗礼を受けられたT兄は、受洗後の挨拶でご自分の心の病のことを堂々と話し、それ
が自分の人生の宝となっていることを次のように証しされました。

「私は以前、学校の教員をしておりましたが、ある時から妄想・幻覚・幻聴の症状が出始
め、統合失調症を発病したことがわかり、教員をやめることになりました。」

「数年前、田中師の講演会をきっかけとして教会に集うようになり、礼拝やカウンセリン
グスクールに出席し、福音に触れ、キリストの救いを受け入れました。」

「今は福祉施設の所長をしております。精神障害者のための施設です。同じ病を得た私は
この仕事を神様から与えられた天命と受け取っております。」

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神の言葉は変わることがなく、神の約束は必ず果たされます。

目先の移りゆくものから目を離し、永遠に目をとめていきましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama