今日のみ言葉【No.2884】(2022年 8月26日)「長血の女の癒やしとヤイロの娘のよみがえり(11)」

ペテロはみんなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。それから死体の方に向いて、「タビタよ、起きなさい」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起きなおった。
(使徒9:40)

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私と同い年のT牧師とは、神学生時代、主任牧師から全く正反対の取り扱いを受けました。

T神学生には、

「目標を設定し、いつまでにやり切るか締切を設け、成果を出せるように責任を持ってやりなさい」

という指示でした。

彼はそのようにされると燃えてやる気を出しますが、逆に責任が与えられないと、

「ああ、どうでもいいんだ」

とでも思うのか、ボヤ〜ッとして実力を出せないタイプだったからです。

私は彼の横でその指示を聞きながら、震え上がっていました。

「あんなことを言われたら終わりだ…」

ところが、私へは、

「あなたのやれるところでいいから、自由にやりなさい。何かあっても責任は私が取るから」

です。

そう言われると

「ああ、どうなってもいいんだ」

と心がホッとし、その安心感の中でさせてもらえるので、かえって伸び伸びと力を出せた思いがします。

人には皆タイプがあり、生まれつきの性格も能力も違います。

イエス様に従った十二弟子もそのようなもので、皆同じだったのではありません。

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イエス様はご自分が地上にいなくなってからの将来の教会建設のために、特にその能力があると認められた3人の弟子を選ばれました。

ペテロ、ヨハネ、ヤコブの3人です。

彼らは特にイエス様と相性が良かったとか、イエス様の好みに合っていたなどということではなく、教会のリーダーとなっていくための資質と能力があったので、特に御側に置かれて訓練を受けたのです。

他の弟子たちも信仰があったのですが、彼らは選ばれず、ヤイロの娘のよみがえりの場に同席できなかったのはこのような理由だったと考えられます。

ペテロは後にこの時と同じような状況で、イエス様が成したことをなぞるような形で全く同じことをしています。

使徒行伝9章36節〜43節のタビタ(ドルカス)のよみがえりの奇跡の箇所です。

まず、女たちが泣いているのは同じです。

「やもめたちがみんな彼のそばに寄ってきて、ドルカスが生前つくった下着や上着の数々を、泣きながら見せるのであった」
(使徒9:39)

ペテロは彼女らを

「ペテロはみんなの者を外に出し」
(使徒9:40)

としたところは、イエス様から実地で訓練を受けた通りのことをしています。

イエス様は「娘よ、起きなさい」と言い、ペテロは「タビタよ、起きなさい」と言いました。

これも同じです。

すると、

「彼女は目をあけ、ペテロを見て起きなおった。ペテロは彼女に手をかして立たせた」
(使徒9:40-41)

となり、ヤイロの娘と同じ奇跡が起きました。

イエス様がペテロに施された弟子訓練は、このように実を結び、ペテロは初代教会の柱となっていくのです。

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あなたが今、

「私はどうやらイエス様から弟子訓練を受けているようだ」

と感じているなら、それは、

「よくよくあなたがたに言っておく。わたしを信じる者は、またわたしのしているわざをするであろう。そればかりか、もっと大きいわざをするであろう。わたしが父のみもとに行くからである」
(ヨハネ14:12)

とあるごとく、将来、ペテロのように神の御業を成す器となるためです。

存分に、みっちりと、身に染みるまでご訓練いただき、神の御業を拝する者とならせていただきましょう。

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