今日のみ言葉【No.2170】(2020年 1月 8日)「実を豊かに結ぶ」
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。
(ヨハネ15:5)
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あけましておめでとうございます。
今年も御言葉メールを送ることが出来ることは大きな喜びです。
2020年最初の御言葉は、今年の教会の標語聖句であるヨハネによる福音書第15章5節です。
この御言葉のように今年も実り豊かな一年を送りたいものです。
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今日の聖句は大変有名で、あなたも一度は読んだことのある箇所でしょう。
ぶどう園が生活に密着していたイスラエルの民にとって、これだけで十分わかりますが、そうでない日本人の私はこの箇所が今ひとつ実感をつかめずにいました。
幸い山形県は果樹王国で、ぶどうの生産量は山梨県、長野県に次いで全国3位です。
教会員のA姉のお隣がぶどう農家だと聞いて、ぶどうの枝が欲しいとお頼みすると、
「先生、あんなものどうするんですか?本当に必要なのですか?何の役にも立ちませんよ」
と、かなりの程度引き止められました。
それでも無理を言って持ってきてもらい、数カ月扱ってみてわかりました。
本当に何の役にも立ちません。
堅く、曲がりくねり、あちこちに引っかかりがあるこの枝は、細工しようにもできず、刈り取られた枝は早々に焼いてしまうのが一番手軽な処理法だと実感しました。
ぶどうの枝が木につながっていれば豊かな実を結びますが、つながっていなければこんなにも扱いに困るものかと学んだわけです。
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実を結ぶ人生を生きるための秘訣は、キリストの言葉を信じてその通りに行うことです。
それは今日の聖句で言うところの
「もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば」
(ヨハネ15:5)
という部分です。
この後の7節で
「あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたにとどまっているならば、なんでも望むものを求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう」
(ヨハネ15:7)
とありますから、キリストにつながるとはその言葉を心にとどめることだとわかります。
つまり、毎日聖書を読み、そこに書かれてあるイエス・キリストの言葉を心に留め、常に新鮮な状態にして生活するということです。
そうすれば
「その人は実を豊かに結ぶようになる」
(ヨハネ15:5)
と聖書は約束しています。
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これは従ったがゆえの肯定的結果ですが、従わないという選択の結果もイエス様は明確に語っておられます。
キリストにつながらない選択をした場合の否定的結果は、次の6節に記されています。
「人がわたしにつながっていないならば、枝のように外に投げすてられて枯れる。人々はそれをかき集め、火に投げ入れて、焼いてしまうのである」
(ヨハネ15:6)
これは原始的宗教にあるような「言うことを聞かないと祟り(たたり)があるぞ」という脅しではありません。
また、これは弟子たちに対して語られた箇所ですから、世の終わりの神の裁きの時に大変厳しい結果が下され、持っていたはずの救いが失われるということでもありません。
キリストとつながらない部分での人生の収穫というものは確かにあり、この世はそれで満ちています。
しかし、それらは結局のところ、神の永遠の世界にはつながらず、その業績も成果も時の経過と共に忘れ去られ、役に立たないものに終わるということなのです。
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W牧師はそのことを痛切に味わったお一人です。
彼は神様から献身の召命を受ける前、一流企業の特別研究所に配属されるほどの優秀な技術者でした。
彼が取り組んでいたテーマは、「ビデオテープの磁気密度を上げて、より多くの情報を録画できるようにする」ということでした。
さて何十年もたった今どうでしょう。私たちの周りでビデオテープは姿を消してしまいました。
あれほど心血を注いで取り組んだものが、「外に投げすてられて枯れる」という結果になっているのです。
しかし、W先生は神の召しに従い、その会社を退職し、牧師の道を歩みました。
多くの労苦がありましたが、人々の魂に触れ、救われて永遠の命を得た人々という豊かな実を見ています。
ある不良高校生に関わった時は、散々罵られ、馬鹿にされ、在学中は何の効果も見られず、卒業と共に全く縁がなくなりました。
しかし数年後、ひょっこりと現れた彼が
「俺、キリスト教式で結婚式を挙げたい。W先生にその司式をしてもらいたい」
と笑顔で頼みに来たのです。
イエス・キリストの愛で関わる時、それはどこかで実を結ぶのです。
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キリストの言葉を心に留め、キリストにつながった生活をすること。
そこに、永遠に絶えることのない実を結ぶ生活があります。
今年もキリストにとどまる一日々々を送って参りましょう。
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