今日のみ言葉(2011年8月4日)【No.137】
「真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。」
(ヨハネ17:17)
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真実は人を傷つける、と言いますが、それは正確ではありません。
正しくは、
「真実を”良くない”と評価する人が、自分に当てはまる真実によって自分を自分で傷つ
けている」
ということです。ややこしいですね…。
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たとえば、「みんなに好かれなければならない」と思っている人がいるとします。
新しい職場で皆さんに気に入られようと努力します。
しかし、人には好き嫌いや相性というものがありますから、そこに10人いれば一人くらい
は馬が合わない人がいるものです。
あなたを気に入らない人が一人いる、というのが真実です。その事自体には何の問題もあ
りません。
ところが、「みんなに好かれなければならない」と思っていると、一人でも自分を嫌う人
があれば、「それは良くない」と評価してしまうのです。
つまり、好かれない自分はダメだ、と自分で自分を傷つけるのです。
真理、真実は人を傷つけません。人を傷つけるのはその真実をゆがめて解釈するその人自
身の受け取り方です。
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むしろ、
「真理は、あなたがたに自由を得させるであろう。」(ヨハネ8:32)
とあるように、真理は人を解放します。
また、
「わたしたちは、真理に逆らっては何をする力もなく、真理にしたがえば力がある。」
(第2コリント13:8)
とあるように、真理は人に力を与えます。
御言葉の真理によって、私たちは自由を得、力強く生きていくことができるのです。
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Aさんはまじめなクリスチャンです。
このタイプの人は聖書の言葉通りに行動しようとするので、かえって迷路に紛れ込んだり
落とし穴に落ち込んだりして出られなくなることがあります。
例に違わず、Aさんも信仰生活がつらくなり、教会に行く事が苦しくなりました。
1日で10の事をしても、その内の1つがクリスチャンらしくない経過で進むと、
「神様、私のどこが悪いのでしょうか?どこを直せばいいのでしょうか?何が足りないの
でしょうか?」
と徹底的に検証するのです。
自分を甘やかす事を勧めるわけではありませんが、自分を赦さないクリスチャンの生活ほ
ど惨めなものはありません。
ところがある日、礼拝説教で語られた
「わたしの恵みはあなたに対して十分である。」(第2コリント12:9)
というみ言葉が心に飛び込んできました。
「あなたは『もっともっと』と思って探しているようだが、私の恵みはこれで十分なのだ
よ。」
と神がそっくりそのままAさんを赦し、受け入れ、そのままで良いと直接自分に言って下
さっているように聞こえました。
その時以来、Aさんの顔に笑顔がよみがえってきたのです。
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あなたに語られている神の言葉があります。今日も耳を澄まして聞いて参りましょう。
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