今日のみ言葉【No.2098】(2019年 9月17日)「弟子たちへの教訓(6)」

2019年9月17日

人はすべて火で塩づけられねばならない。
(マルコ9:49)

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夏に冷えたペットボトルからゴクゴクと飲む…。爽快です!

しかしその後は要注意です。

コップなどに注がずに、いわゆる「口飲み」すると、食べかすや唾液の細菌が飲料に移行します。

短時間なら問題ありません。

しかし、たとえ飲んだ後にきちんと蓋をしたとしても、長い時間がたてばカビが繁殖することになります。

私は

「お茶ならカテキンが入っていて殺菌作用があるから大丈夫だろう」

と思っていましたが、それは誤解で、スポーツ飲料よりも雑菌は繁殖するのだそうです。

子供の頃、親から

「口飲みするのは行儀が悪い。コップに注いでから飲みなさい」

としつけられましたが、命を危険にさらさないための衛生上の処置だったのだな、と今さらながら感心します。

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イエス様は弟子たちに、

「人はすべて火で塩づけられねばならない」
(マルコ9:49)

と教えられました。

魚でも肉でも野菜でも、焼いたり煮たりして火を通せばまず食中毒にはなりません。

また、塩には防腐効果があります。細菌類が塩の浸透圧で脱水されて死滅し、繁殖が押さえられるのです。

ここでの火と塩という言葉は象徴として使われており、実際に人間が火で焼かれたり塩漬けにされたりするのではありません。

火のような試練を通されて心の中の不純物が取り除かれ、塩で腐敗を防がれ、はじめて神の喜びたもう人となることができるという意味です。

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イエス様は次に

「あなたがた自身の内に塩を持ちなさい。そして、互に和らぎなさい」
(マルコ9:50)

とおっしゃいました。

クリスチャン、そしてさらに厳しい道を歩もうと志す弟子となろうとする者は、この塩の特徴を持ちなさいと語られたのです。

まず第一に、あなたがそこにいることによって、周りが腐ることから防がれるような存在になりなさい、ということです。

それは、誰もが不平や愚痴を言いたくなるような状況、気が腐るような雰囲気の中で、希望を語り、正しさを貫き通す人として生きるということです。

また二番目に、塩そのものは見えなくても確かに味付けがなされるように、あなたの存在が見えないままで他者の存在に味付けができるように生きなさい、ということでもあります。

つまり、他者を生かす生き方をしなさい、ということです。

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このようなことが、イエス・キリストに結びつくということです。

キリストに結びつき、一体となる、と聞くと、それは何か超自然的・神秘的現象のような印象を持つ方がおられるかもしれませんが、むしろそれは今まで述べたような地味なことなのです。

まず、イエス様の言葉を本当のこととして受け止め、それを自分の生活の中に取り入れ、神の力を体験することです。

それがキリストの弟子としての確かな歩みの初めとなるのです。

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試練を通し、塩とならせていただく人生を今日も歩んで参りましょう。

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