今日のみ言葉【No.2081】(2019年 8月27日)「順位争い(3)」
2019年8月27日
「だれでも、このような幼な子のひとりを、わたしの名のゆえに受けいれる者は、わたしを受けいれるのである。」
(マルコ9:37)
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「小学生が将来つきたい職業ランキング」という調査があります。
学研ホールディングスが、全国の小学生の各学年・男女100人ずつの計1200人を対象に、2018年9月に実施したアンケートをまとめた「小学生白書Web版」によると、まず女子は
1位「パティシエ」
2位「看護師」
3位「保育士」
となっています。
女の子はなかなか堅実で現実的なのですね!
さて男子はどうなっているかというと、
1位「プロサッカー選手」
2位「ユーチューバー」
3位「警察官」
という結果が出ています。
「ユーチューバーって何?」とおっしゃる方は、時代に乗り遅れてますよ!
今すぐスマホで検索してみて下さい。
さて、子供時代の夢はその後どのように変わるのでしょうか?
弟子たちの間では、誰が一番偉いか、に変わっていましたが、イエス様は「みんなに仕えることだ」と諭して下さいました。
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イエス様の「誰が一番偉いか」の答は、幼な子を彼らの前に出すことでした。
最も能力がある人が偉い、何でもできる人が偉いと考えていた弟子たちに対して、最も小さい者に仕える人が一番偉い、という神の基準を指し示されたのです。
幼な子の中に純粋性や謙遜さを読み取れることもありますが、ここでの文脈では仕える者の心構えの例えとして理解することが正しいと思われます。
大人の場合、人に仕えると、感謝の応答としてその人がこちら側に仕えて下さいます。
しかし幼な子にはそれができません。
お返しができないで、ただもらうばかりです。
ですから、幼な子を受け入れるとは、相手からの見返りやお返しを期待せずにその人を受け入れるということです。
つまり、イエス様は
「何も期待しないで人に仕えよ」
と教えられたのです。
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これを純粋に、かつ、正確に行うためには、
「わたしの名のゆえに受けいれる」
(マルコ9:37)
というところに徹底しなければなりません。
ここは自分に対する訓練の場面です。
それだけ人は相手から見返りを求めたいものであり、自分がやったことの効果の程を知って自分の存在の確かさの足しにしようと無意識に思っているのです。
たとえば、無償の愛の精神で仕えていたつもりなのに、相手から返ってくるものが憎しみであったり無関心であったり、
「今後一切関係しないで下さい」
などと言われたら、こちらとしては悲しくなったり、腹を立てたり、果ては愛していたはずの相手に恨みをいだいたりするものです。
だから見返りを一切を期待するなとイエス様は教えられたのです。
やるなら、「わたしの名のゆえに」やりなさい、とお命じになったのです。
「イエス様から命ぜられ、託されているので私はこの人に仕えているのだ」
ここに徹底することです。
この訓練は結構厳しいものです。
しかし、やりがいがあります。
そうやって私たちは一生成長していくことができ、ますますキリストの愛に近づく者となっていくのです。
また、このように生きていく時、私たちはキリストに受け入れられ、神に受け入れられる者となります。
神は幼な子のような者に対して成された行為を、神ご自身に成したものと見て下さるからです。
これが真の意味での神からの報いとなります。
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幼な子に仕える今日として参りましょう。
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