今日のみ言葉【No.2046】(2019年 7月 2日)「山上の栄光の姿(2)」
2019年7月2日
ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その衣は真白く輝き、どんな布さらしでも、それほどに白くすることはできないくらいになった。
(マルコ9:2-3)
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アメリカで飛行機の訓練を受けた人の話です。
分厚い雲を抜けると、目の前にサーッと広がるのは青い空と輝く太陽。
下には黒い雨雲が広がり、その真下だけ茶色の大地が次々と黒くなっていく様は、まるでジョウロで水をかけているかようだったと語っておられました。
地上の人に見えるのは空いっぱいに広がる黒雲で、太陽も青空もなく、ただ雨風にさらされるだけです。
しかし、その時も太陽は輝いているのです。
イエス・キリストの姿も、本来はこの太陽のごとく輝いておられました。
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今日の聖書箇所では、イエス様の姿が栄光に輝いたことが記されています。
「ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その衣は真白く輝き、どんな布さらしでも、それほどに白くすることはできないくらいになった」
(マルコ9:2-3)
これは「悟りを開いた」とか「覚醒した」というような「上の段階に到達した」ということではありません。
イエス様は神の子ですが、人間に徹していたため、それまではその輝きを隠しておられました。
ここでは本来の姿、つまり、神の御子が受肉される以前の本当の姿を現されただけなのです。
これを、ペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人の弟子たちだけに見せ、これから試練を通される彼らのため、信仰が確かなものとなるように示してくださったのです。
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この3人の弟子たちほどの劇的さではなくとも、私たちの人生にも神の栄光がチラリと見える時があります。
それは一瞬、神様がキラリと見せて下さるわざであったり、「ここにいるよ」とウィンクしたかのような出来事であったりします。
その天国の前味を大切にし、黒雲の下にいても、その上に広がる青空と太陽を心の中に見て生きるのです。
人間ですから、神様がいることを何度も忘れ、がっかりして力を失う時が来ます。
しかし、そのたび毎に
「太陽があったんだ。青空が広がっていたんだ」
と思い起こし、自分を励ましながら生きていくのです。
するとまたどこかで神様は雲間から光を照らして下さいます。
クリスチャン人生とはその繰り返しなのです。
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キラリと光る神様の光を大切にする今日として参りましょう。
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