今日のみ言葉【No.1319】(2016年 7月 2日) 012 「中風をわずらっている人」(3)

「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」
(マルコ2:11)

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イチロー選手のアメリカ大リーグ野球殿堂入りが確実視されています。

引退し、有資格者となった初年度に選ばれる確率は、ほぼ100%です。

「ほぼ」という言葉が付くのは、アメリカは自由な意見をとても尊重する国なので、必ず反対意見が出るだろうという見込みがあるからです。

日本人の私からすれば、「何イチャモンつけてるんだろう!」と思いますが、いつの世にも反対者はいるものです。

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イエス様の罪のゆるしの宣言を聞き、律法学者たちは心の中で疑問を持ちました。

「この人は、なぜあんなことを言うのか。それは神をけがすことだ。神ひとりのほかに、だれが罪をゆるすことができるか」
(マルコ2:7)

彼らは表立っては反対を表明しませんでしたが、

「心の中で論じた」
(マルコ2:6)

とあります。

それに対してイエス様は、

「彼らが内心このように論じているのを、自分の心ですぐ見ぬいて」
(マルコ2:8)

とありますから、彼らの表情や態度、雰囲気などで察知されたのでしょう。

そして、ご自分こそまことの救い主であることがわかるように、このような質問を投げかけました。

「中風の者に、あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きよ、床を取りあげて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。」
(マルコ2:9)

どちらも難しいのです。

しかしこの当時、旧約聖書のヨブ記に見られるように、病は罪の結果、と考えられていましたから、この人々にわかるように、イエス様は罪のゆるしの宣言をなさいました。

そして、

「あなたに命じる。起きよ、床を取りあげて家に帰れ」
(マルコ2:11)

との言葉によってこの人を癒しました。

これでイエス様が罪を赦す権威を持つ神の子であること、また、心も体も癒される救い主であることをはっきりさせたのです。

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イエス・キリストに出会うと、罪がゆるされ、その結果、立ち上がる力が与えられます。

今までの彼の生き方は「ダメだ、ダメだ」と自分を打ち叩いていた人生だったので、立てるはずがありません。

立てないように自分を責め、罰し、痛めつけていたのですから…。

しかしイエス様は、

「子よ、あなたの罪はゆるされた」

「起きよ、床を取りあげて家に帰れ」

とおっしゃる御方です。

なかなか立ち上がれないあなたに、立ち上がる力を与えて下さる御方なのです。

「どうしようもないな、この私…」

と嘆き、罪と弱さの中にいる人こそ、イエス様に出会うように招かれている人です。

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自分は神から最も遠いな、と思う人ほど神に最も近いのです。

新しい人生へと立ち上がらせていただく今日として参りましょう。

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