今日のみ言葉【No.1955】(2019年 3月 5日)「フェニキヤの女(6)」

2019年3月5日

grace_garden.kより

そこで、女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた。
(マルコ7:30)

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「涓滴(けんてき)岩を穿(うが)つ」

これは、わずかな水のしずくも、絶えず落ちていれば岩に穴をあけるという意味ですが、この御言葉メールも今日で通算1955回目。

始めた頃は1000回など夢のまた夢だったのに、いつの間にかその倍の2000回目に到達しようとしています。

思えば、東日本大震災で恐くて外に出られなかった私が、メールなら教会の皆さんに聖書のみ言葉を届けることができ、何らかの励ましになるのではないかと考えて始めた御言葉メールです。

その一心で毎朝送信し続けた結果がこのようになるとは、まさしく神の御業と言う他ありません。

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スロ・フェニキアの女の「娘を癒していただきたい」という一心が、彼女の謙遜を引き出し、最高の信仰へとまでイエス様は導かれました。

その結果の癒しを聖書はこう記しています。

「そこで、女が家に帰ってみると、その子は床の上に寝ており、悪霊は出てしまっていた」
(マルコ7:30)

家を出る前、あれほど苦しんでいた子どもが、スヤスヤと当たり前のように寝ていたのです。

本当に平和な情景が感じられます。

ところが、この記事の前にそれとは反対の失敗例が記されてあります。

ペテロが水の上を歩いた箇所です。

彼はイエス様に願って、「おいでなさい」と言われ、ガリラヤ湖上を歩ることができました。

しかし、ペテロの場合、皮肉にも「一心(いっしん)」しかできない窮地に陥っていたのではなく、「二心(ふたごころ)」を持つ「ゆとり」なるものがあったようです。

ただイエス・キリストのみを見つめていれば良かったのに、彼は

「風を見て恐ろしくなり」
(マタイ14:30)

と、イエス様以外の風景に目を向けてしまったのです。

漁師で泳ぎ上手のはずの彼が溺れかけたと聖書に書かれてあります。

信仰によって始め、一直線に癒しを得たスロ・フェニキアの女とは大違いです。

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神のわざが達成されるためには、この一心が必要なのです。

その一心がなく、常に「あれか、これか」と二心で揺れる私たちの心をひとつにまとめるため、神はあえて試練や困難を与え、私たちを窮地に追い込まれるのかもしれません。

ペテロは溺れかけた時、もはや風も波も見ることはなく、救いを得るため、見ようとしていたのはただ主イエスのみでした。

それが次の御言葉で示されています。

「彼は叫んで、『主よ、お助けください』と言った」
(マタイ14:30)

この時点で彼の心は定まりました。

「神よ、わたしの心は定まりました。わたしの心は定まりました。わたしは歌い、かつほめたたえます」
(詩篇 57:7)

ペテロは賛美するまでには至っていなかったでしょうが、イエス様にピッタリ心の焦点が合った時点で、

「イエスはすぐに手を伸ばし、彼をつかまえて」
(マタイ14:31)

水から引き上げ、助け出して下さいました。

身を低くし、神は愛の方であると一心に信じる時を神は造り出して下さいます。

そこで神と共にその栄光を賛美する時が与えられるのです。

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皆さんと祝福の分ち合いをしたいと思います。

日本でも有数の教会である「大和カルバリーチャペル」では動画サイト「ユーチューブ」で礼拝ビデオを公開しておられます。

それをいち早く見た方から、

「3月3日の礼拝で丸山先生の『365日 生きていていい!』の本が紹介されていますよ」

とメールをいただきました。

寝耳に水とはこのことかと思いました!

誰に頼んだわけでもなく、宣伝してくれと言ったわけでもありませんでしたが、どなたかからあちらの牧師先生に本が渡ったようです。

先生はよく読んで下さり、礼拝説教の中でとても丁寧に取り上げて下さいました。

2011年からずっと続けてきた1滴の御言葉の滴りが、このような形で多くの方々に知られるようになるという、まさしくこれは神の御業です。

↓「大和カルバリーチャペル 2019年3月3日礼拝」(私の本に触れるのは1時間1分20秒あたりからです)

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恐れや不安で揺れている心の者が、やがて一心の者にさせていただける。

この神の恵みを仰ぎ、今日も恵みの1滴をいただいて参りましょう。

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