今日のみ言葉【No.1116】(2015年 8月27日)

陶器師の器をひとたび砕くならば、もはやもとのようにすることはできない。このようにわたしはこの民とこの町とを砕く。
(エレミヤ19:11)

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ロバート・シュラー牧師は、

「もし先週、神と共にいた経験がなかったと感じたとすれば…」

と言い、こう続けました。

「それはあなたが、病人を見舞い、悩みの人の話に耳を傾けなかったということです。」

自分のことで精一杯、というのが本音のところかもしれません。

しかし、自分の利を求める生き方から軌道修正して、新しい生き方に今からチャレンジしていきたいものです。

その先に待っているのは、私たちの求めるものとは全く異なる神からの祝福された人生です。

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エレミヤ書第19章は前章の続きで、陶器師の器の話です。

粘土で作られ、陶器師の意にそぐわなければもう一度姿を変えて作りなおされていましたが、商品として瓶となったその器をエレミヤは買い求め、人々の前で砕きます。

「陶器師の器をひとたび砕くならば、もはやもとのようにすることはできない」
(エレミヤ19:11)

ということなのです。

イスラエルはもはや悔い改めて神の裁きを受けないようにする一線を遥かに越えてしまったのです。

それはマナセ王の時代に人々が成したことです。

子供たちを全焼のいけにえとして焼き、真の神ではないモレクに捧げ、自分たちの願いが通るようにとした行為でした。

神はエレミヤに瓶を砕かせ、粘土の時代とは違って元には戻せないことを示しました。

「このようにわたしはこの民とこの町とを砕く。」
(エレミヤ19:11)

神はイスラエルを滅亡させ、無きものにする決定を下されました。

これは覆りません。

人々は滅びを味わい、国は無くなり、異国バビロンで補囚される数十年の生活を味わいます。

しかし、それでイスラエルが終わるわけではありません。

アブラハムとの間に結ばれた祝福の契約は必ず果たされます。

神は無となったイスラエルをよみがえらせ、新たな民として創造するために、砕かれ、滅ぼされたのです。

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もはや望みがなく、自分の人生は終わりだと思う時があります。

それは、古い自分は終わり、無から有を生み出す神によって、新しい自分に生まれ変わるスタートラインに立ったということです。

全てが粉々に砕かれ、もう元には戻らない…、その先があるのです。

神との新しい人生は、

「虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない」
(マタイ6:20)

天に宝をたくわえる人生です。

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キリストの復活と共に私たちもよみがえらせていただき、新たな命が与えられた人生を歩んで参りましょう。

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