今日のみ言葉【No.1803】(2018年 7月17日)「 ゆるされない罪(1)」

しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる
(マルコ3:29)

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警察庁の発表によると2017年の交通事故死者数は3694人で、統計を開始して以降、最小となったそうです。

それでも1年365日ですから、平均して毎日10人の方が交通事故で亡くなっていることになります。

さて、私たちは

「今日その10人の中に入るかもしれない」

と心配して夜も眠れない日々を送っているわけではありません。

そんなことになるはずはないという意識すら持たずに過ごしています。

ところが同じ10人でも、もしこれが

「毎日必ず10人に1億円が当たる宝くじがあります。お申込手続きは不要です。当選の際はお知らせします」

となると、何だか当たりそうな気がしてきます。

「今日その10人の中に入るかもしれない」

と期待に胸踊らせて、夜も眠れない日々を送るかもしれません。

人は大なり小なり、考え方に片寄りがあります。

ある一部分がクローズアップされて大きく見えたり、重要なことが全く目に入らなかったりするのです。

今日の聖句もそのひとつです。

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「しかし、聖霊をけがす者は、いつまでもゆるされず、永遠の罪に定められる」
(マルコ3:29)

この聖書箇所を持ちだして、

「私は絶対に救われません」

と訴える人、あるいは、本当はゆるされていないのではないかと不安に思う人は少なからずおられます。

まず第一に知らなければならないことは、聖書の中には罪のゆるしの約束の方が遥かに多くあることです。

ですから、マルコ3章の御言葉は特殊なケースと考えるのが適切です。

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医師の言葉にたとえてみましょう。

薬に関して詳しい説明が必要な時に、

「これは100人のうち2〜3人、めまいや吐き気の副作用が出ることがありますから、その場合は服用をやめてすぐ連絡して下さい」

と言われることがあります。

しかし私たちは、大丈夫だと思って薬を飲み、その効果の恩恵の方にあずかって癒されます。

また、手術を受ける前、患者さんには必ず説明がありますが、

「○○の麻酔をしますが、4万件に1件の割合で××の症状が出ます」

等のことが言われ、患者はそれを知った上で手術を受ける承諾をします。

ある社長さんは手術を受ける際、死亡例はないのか、と尋ねました。

すると医師は正確な情報を伝えました。

「この手術は10万件に1件の死亡例がありますが、それくらい安全な手術です」

彼は、一瞬、やめようかと思いましたが、すぐに思い直して手術を受ける決心をしました。

99.999%の確率で死なないと計算できたからです。

会社では社運を賭けた五分五分の確率の修羅場を何度も乗り切ってきた人だったので、50%に比べれば99.999%など成ったも同然と思えたのです。

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神はあなたの罪をゆるし、救おうとしておられます。

その基本的御心の方に目を向け、罪から離れ、ゆるしの確信をいただく日々として参りましょう。

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