今日のみ言葉【No.1709】(2018年 2月21日)「 問題から宝を生み出す人生」
今しばらくのあいだは、さまざまな試錬で悩まねばならないかも知れないが、あなたがたは大いに喜んでいる。
(第1ペテロ1:6)
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アメリカのスタンフォード大学で学生たちにこんな課題が出されました。
「5ドル(500円とします)入った封筒を渡します。考える時間は十分とっていいですが、封筒を開けたら2時間以内にできるだけお金を増やさなければなりません。結果は来週の授業で発表してください」
あなたならどうなさいますか?
宝くじを買う?洗車サービスをする?
さて、この課題で実際に大金を稼ぎだした学生チームがいくつも出ましたが、彼らには共通点がありました。
それは、「元手の5ドルには全く手を付けていない」ということでした。
むしろ、新たな問題を探し始め、身近な問題を発掘しました。
つまり、人々のニーズ(必要)を見出し、それを満たそうとしたのです。
「どんな問題もチャンスと捉え、工夫して解決できることを示すのが、講座全体の狙いです」
(『20歳のときに知っておきたかったこと』、ティナ・シーリグ著、阪急コミュニケーションズ、P18)
と語る教授の思惑は見事に当たったと言えます。
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クリスチャン人生にも問題はつきものです。
あれ?
イエス様は
「すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう」
(マタイ11:28)
と言われているのだから、神を信じたら一切の重荷から解放され、心地良い休息を味わい、苦痛も悩みもストレスもない人生を送れるのではなかったのか…、
と思っている方はいらっしゃいませんか?
そのような方は、次節を読み落とされているようです。
「わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい」
(マタイ11:29)
キリストを信じた時に今までの重荷は下ろせますが、今度はイエス様から与えられる新たな荷があると聖書ははっきりと言っています。
ただしそれは、
「わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽い」
(マタイ11:30)
とありますので、十分負っていける負い甲斐のあるものです。
つまり、「5ドルを元手にもっと増やせという難題」という捉え方ではなく、「人々のニードを満たして大いに報われるチャンス」として捉える見方をできるのがクリスチャン人生なのです。
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問題から逃げ、問題を避ける人生もありますが、問題から宝を生み出す人生もあります。
救われたはずなのになぜ苦しみがあるのか、という問いに聖書はペテロの手紙で答えを出しています。
救われているからこそ味わう苦労について、詳細は次回に続きます。
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