今日のみ言葉【No.1631】(2017年10月21日)「 人生の新たなメロディー」

終りの日に次のことが起る。主の家の山は、もろもろの山のかしらとして堅く立ち、もろもろの峰よりも高くそびえ、すべて国はこれに流れてき、多くの民は来て言う、「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」と。律法はシオンから出、主の言葉はエルサレムから出るからである。
(イザヤ2:2-3)

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アインシュタインが1916年にその存在を予想し、彼の数々の予言のうち最後まで残った宿題が重力波でした。

質量は周囲の時空を歪めるのだそうです。何のことだかよくわかりません!

とにかくそれが重力波という波となって伝わります。ただ、観測条件が非常に厳しかったため今までキャッチできないでいたのです。

ちょうど100年後の2016年にその重力波が観測され、

「これで宇宙の起源や構造が解明できる」

「宇宙の果てがどうなっているのかが分かる」

と世界中の天文学者、物理学者が大喜びしました。

今年(2017年)のノーベル物理学賞がこの発見に貢献した人々に与えられたのも当然でしょう。

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世界の歴史の果てがどうなるかはイザヤの預言に記されています。

その一つが今日の聖句です。

これは「シオンの山の高揚」というテーマで、終わりの時代にイスラエルが世界最高の国となり、全世界がイスラエルに学ぶ、というものです。

これは困難にあえぐ民にとって、常に彼らを支える希望となりました。

ただしこれはイスラエルが世界最強の国となり、政治的に全世界を支配下におさめ、思うがままに振る舞う…、ということではありません。

地上における神の国の中心となり、全世界の人々が神を礼拝するために集まり、その不変の真理を学びに来るということです。

これはイエス・キリストの到来によって成就されつつあります。

教会が福音を宣べ伝えることによって、全世界に神の国が広がっていることがそれを表しています。

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今日の聖句はまだ成就していない預言です。

果たして本当にそうなるのか信じ難く、かすんで見えた時代もありました。

しかし、ちょうど重力波がずっと観測されずにいてもその予想の正しさが変わらなかったように、神の言葉は必ず成就します。

東京大学宇宙線研究所の川村静児教授は重力波を「宇宙が奏でるメロディー」と表現していますが、イザヤの預言も同じように人生に新たなメロディーを奏でるのです。

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山形県の高畠町の教会では牧師先生ご夫妻がずっと伝道してこられました。

僅かな人数の教会の人たちと共に、何十年も「この町に神の国が広がるリバイバルが起きますように」と祈ってきました。

しかしその兆しは見えません。

それでも熱心に祈っていたある日、アフリカのナイジェリアから来たという数人のクリスチャンが現れ、

「この町で伝道するように神様が示されました。移住してここで伝道します」

と言うではありませんか!

聞けばナイジェリアの教会は12人で始められ、今や100万人規模の教会へと成長したとのこと。

神様は祈りを聞かれ、高畠町の伝道のための働き人をアフリカで育てておられたのです。

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やがて神の働きが見える時が来ます。

宇宙の果てからやってくる微弱な重力波をキャッチするように、今日も聖霊の小さなささやきをキャッチし、未来の希望を先取りする一日として参りましょう。

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