今日のみ言葉【No.1575】(2017年 7月26日)「 神の言葉と共に生きる」

神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
(創世記1:27)

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2017年7月22日放送のNHKスペシャル「AIに聞いてみたどうすんのよ!?ニッポン」で出た結果が話題を呼んでいます。

日本社会が抱える難問にAI(人工知能)が出した答が、少子高齢化などというありきたりの答ではなかったからです。

特に「冷酷だ…」「ショッキング!」と悲鳴を上げさせた突拍子もないブッ飛び解答は

「40代ひとり暮らしが日本を滅ぼす」

です。

その内容の詳細や正誤はNHKの番組を見て判断していただくことにして、これからの時代、人工知能AIの意見を参考にしてAIと共に人類が生きていくことになるのは確実です。

AIまかせの人生とは異なり、創造主であり愛の神を信じ、神の言葉と共に生きるのがクリスチャンの人生です。

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創造主なる神は、人間を祝福してこう言われました。

「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」
(創世記1:27)

神のみが所有しておられた創造の能力を人間にも持たせ、神はそれを結婚という制度によって維持し、創造の祝福に参加させようとされたのです。

罪が人間に入る前の段階の創世記第1章では、創造されたものは全て「はなはだ良かった」(31節)ので、子供が生まれ、家族が増えることは祝福以外の何物でもありません。

しかし、現代日本では結婚そのものにリスクを見、抵抗を感じる人々が多くなっています。

生まれてくること、この世の中で生きることに幸せを感じることができず、家族がいることによって問題を背負わされ続けてきた人にとっては、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ」という神の命令は不幸を生み出し続ける負のスパイラルとしか感じられないことでしょう。

創世記第3章以降の時代に生きる私たちにとって、この世が神に創造されたものとは言え、100%無条件に祝福として受け取れるかというと、そうではありません。

罪は神が創造されたあらゆるものに暗い影を落としているのです。

しかし、人間の感じ方とは別に、神の創造は基本的に良いものだというのが聖書の主張です。

この基本に常に立ち返り、神の愛のわざを見出そうとして生きることが、神の言葉と共に生きることなのです。

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Y子さんご一家は毎年夏に家族旅行に行かれます。

ところが、娘の花子さんがだんだん成長し、ついに今年は

「行きたくないなー。だってお父さん、『これからどうするんだ?』って聞くでしょう。あー、やだなー。でも行くか〜」

と旅行に行くのを渋っています。

Y子さんは思い切ってこのことをご主人に伝えました。

案の定、家族思いのお父さんは落胆し、「だったら旅行はやめるか」となりました。

賢いY子さんはご主人にこう言いました。

「あなた、花子は自分の進路を決めかねて悩んでいるんですよ。でも、自分でもどうしていいか分からないところに、お父さんから『どうするつもりなんだ?』と言われると、何か詰問か尋問をされているように感じるでしょ。この間、プイと何も言わずに自分の部屋に駆け込んだのはそれなのよ」

「でもね、嫌いな人と旅行に行く人はいないでしょ。花子はお父さんのこと好きなのよ。だから『行く』って言ってるの。今回は進路のことを言うのは伏せてくれないかしら?」

Y子さんは娘の心の中の「行こう」とする気持ちをとらえて、見事に話をまとめました。

問題の中にある命の部分に目をとめ、神の御心の方向に進めていくY子さんご一家は、今年も祝福の中に包まれているようです。

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今日もあなたに与えられた神の言葉と共に生きて参りましょう。

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