今日のみ言葉(2011年5月16日)【No.57】
「わたしはあわれみの綱、すなわち愛のひもで彼らを導いた。わたしは彼らに対しては、あごから、くびきをはずす者のようになり、かがんで彼らに食物を与えた。」
(ホセア書 11:4)
——————
神はイスラエルの民に、この聖句のようなあふれる愛を持って接して下さいました。
旧約聖書を見ると、民をエジプトの奴隷から解放し、荒野でマナを降らせて食べることに困らないようになさいました。カナンという定住地を与えられたイスラエルは人口も増え、国家として王をいただくほどに繁栄しました。
しかしイスラエルは神に背き、愛されれば愛されるほど逆らい、神の御心から離れていく状況にありました。
-*-*-*-*-*-*-
神の愛は、自分に反逆する者をも愛する愛であることを示すため、預言者ホセアが選ばれます。彼は、不倫に走った妻を再び迎え入れよ、と神様から示され、その言葉に従います。
ホセアの愛に感動したその妻ゴメルは、それ以後心から悔い改め、仲睦まじく生活しました…、というのはハッピーエンドで終わる映画の結末です。
聖書によれば、彼女は夫と子どもを捨て、愛人の下に行ってしまいます。その後、奴隷にまで身を落としたゴメルを見つけたホセアは、代価を払って買い戻します。
彼は大変辛い家庭生活を送りましたが、そのように命じられた背後に神の意図がありました。それは、無条件の愛とはこのような愛である、と人々にわからせるためです。
-*-*-*-*-*-*-
神の愛はイエス・キリストの十字架で表されました。全人類の罪の身代わりとして死なれたイエス・キリストの愛に感動し、救い主として受け入れる人々が今も続々と出ています。
一方、「それが何?」と、全く無関心でいる人もおられますし、逆に攻撃する人もいらっしゃいます。その方々の罪のためにもキリストは命を捧げられました。
見返りを求めない、一方通行の愛こそが神の無条件の愛です。
あなたが今どんな状況にいようと、どんな心でいようと、神はあなたの状況に左右されません。神は変わらずあなたを愛し続けるお方です。
-*-*-*-*-*-*-
神の愛がわたしたちを支えておられることを知る一日でありますように…。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません