今日のみ言葉【No.1343】(2016年 8月 1日) 020 「嵐の湖上で死にそうになった弟子たち」(3)

「なぜ、そんなにこわがるのか。どうして信仰がないのか」
(マルコ4:40)

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スマホを使う高校生の多くは、余程のことがない限り、外では動画を見ないようにしています。

動画はファイルの容量が大きく、毎月の通信量の制限にアッと言う間に達してしまうからです。

そこから先は、速度がガクッと落ち、追加料金も発生します。

ですから、どうしても見たい人は、「まだ大丈夫かな?」と毎回使用量をチェックし、ビクビクしながら見ることになります。

しかしこれが「無制限プラン」に入っていたらどうでしょう?

何も恐れる必要はありません。

何も考えずに普通に使っていればいいのです。

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嵐のガリラヤ湖では、弟子たちが「通信量制限プラン」の高校生。イエス様が「無制限プラン」加入の人です。

自分の命に限りがあることを知っている弟子たちは、この事態に恐怖を感じました。

人は恐れを感じた次の瞬間、その恐れは怒りへと転換します。

たとえば、急に車の前に飛び出してきた子供に、ドライバーは

「ヒヤッ!」

とし、次の瞬間、

「何やってんだ!」

と怒り出す例がそれです。

弟子たちが

「先生、わたしどもがおぼれ死んでも、おかまいにならないのですか」
(マルコ4:38)

とイエス様に乱暴な言葉をぶつけたのもこれが原因です。

制限プランにしか入っていない私たちは度々このような体験を繰り返します。

それは、根底にある恐れが解決されていないからです。

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では「無制限プラン」加入のイエス・キリストはどうなのでしょう?

「舳の方でまくらをして、眠っておられた。」
(マルコ4:38)

「イエスは起きあがって風をしかり、海にむかって、『静まれ、黙れ』と言われると、風はやんで、大なぎになった。 」
(マルコ4:39)

イエス様の場合は、どんなことがあっても、常に「日常生活」です。

特別な事情がない限り、怒りを発することはありません。

恐れがないからです。

ですから、ふがいない弟子たちに対してかけられた

「なぜ、そんなにこわがるのか。どうして信仰がないのか」
(マルコ4:40)

という言葉は、怒りから出たものでも責めの言葉でもありません。

むしろ、

「安心しなさい。大丈夫なのに、なぜそんなにこわがるの?いざとなったら無制限プランの私のスマホを使えばいいのに、どうしてそこまで信頼できないのかな?」

というような感じで、やさしく言われているのです。

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「愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。」
(第1ヨハネ4:18)

イエス様は愛のかたまりなのだ、と信じて、大胆にキリストの只中に飛び込む今日として参りましょう。

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