今日のみ言葉(2011年5月8日)【No.49】

2012年1月27日

「主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。」
(創世記2:15)

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今年のゴールデンウィークは終わりましたが、ヨーロッパ諸国ではバカンスに代表される4週間ほどの長期休暇をとります。これは聖書の影響です。創世記3章で人間が犯した罪の結果、労働が人間に課せられました。労働という罰から解放されて休暇を取るという考え方です。

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今日の聖句は、3章の前の2章です。ここでは祝福としての労働を語っています。すなわち、神は人間が祝福された生活を送ることが出来るように、本来は労働を良きものとして人間に与えられたのです。

それは、神が創造したすべてのものを成長発展させ、より良く保つために管理するということでした。神の意図を理解していく時に、仕事は苦労多き罰ではなく、より良く生きるための祝福となっていくのです。

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クリスチャンの作家として有名な三浦綾子さんは、常に病気と共に生活していた方です。

その執筆活動でも、晩年はペンを持つことが出来ず、夫の光世氏に口述筆記をしてもらいながら、次々と作品を生み出していきました。

病の苦しみに耐え、締切に追われるその仕事は、罪の罰と言える苦しいものだったのでしょうか?答えはノーです。彼女の場合、イエス・キリストの罪の赦しに応答する喜びの労働だったからです。

三浦綾子さんは戦時中に小学校の教師として軍国教育に加担してしまったという自責の念がありました。しかしそれらがイエス・キリストとの出会いにより赦された、という喜びの土台の上で42歳からの作家活動を始められたのです。

天に召されるまで約80冊の本を書き続けられましたが、その一冊々々の本によって多くの人々が感動し、慰められ、生きる勇気が与えられています。

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神はわたしたちに働きを与えて下さいました。その働きを喜びのものとしていきましょう。

初期,御言葉

Posted by maruyama