今日のみ言葉【No.1318】(2016年 7月 1日) 012 「中風をわずらっている人」(2)
「子よ、あなたの罪はゆるされた」
(マルコ2:5)
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今や「腸は第二の脳」と言われるほどに関連性が明らかになってきました。
緊張するとお腹が痛くなる、などという体験から「なるほど」とうなづけます。
日本語でも「腹が立つ」「腹がすわっている」「腹黒い」等の表現がありますから、昔から直感的に日本人はこのことを悟っていたのでしょう。
体と心はつながっています。
マルコ2章の中風の人の場合、心と霊の問題が病を引き起こしていました。
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イエス様がなされたことは、罪の赦しの宣言でした。
「子よ、あなたの罪はゆるされた」
(マルコ2:5)
彼の体の病は、心、いいえ、それ以上に、神との関係の霊的部分に原因があったからです。
そして、イエス様が「子よ」と呼びかけておられるところから、この人は老人ではなく若者であった可能性があります。
イエス様は、この年齢では起こり難い脳の血管障害が原因ではなく、彼が罪意識に悩み、自分で自分の心を責め、それが原因で中風のような症状を発したと見抜かれたのです。
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聖書には、彼がどんな罪を持っていたかは書かれていません。
本人はもちろん知っていました。だからそのことを悔い、自分を罰して痛めつけ、果ては病を招く状態になったのです。
イエス様もきっとご存知だったことでしょう。
しかし、
「お前は過去にこれこれの事をしたから今こういう報いを受けているのだ」
などということは一切言わず、隠れた罪をあばき出して、反省させて、直してやる…、ということはなさいません。
言われることは、ただ
「子よ、あなたの罪はゆるされた」
(マルコ2:5)
だけです。
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人には誰にも言えない「私だけがわかっているあの事」があります。
そのことで悶々と何年も苦しみ、「どうしようもない。一生背負っていかなければならない」と重荷を背負って生きている方がおられます。
イエス様は、
「お前はあんな事もした、こんな事もした。自業自得だ!」
とはおっしゃいません。
「子よ、あなたの罪はゆるされた」
(マルコ2:5)
と言われるだけです。
これが、罪からの救い主イエス・キリストに出会う、ということです。
自分の罪に気づき、苦しんだ人こそ、イエス様と会うことが出来ます。
そして、霊的問題が解決し、心が癒され、結果として肉体の癒しが起こるのです。
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今日という日を、キリストのゆるしを受け入れるスタートの日として参りましょう。
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