今日のみ言葉【No.1208】(2016年 1月15日)
こうして七つの時が過ぎて、
(ダニエル4:25)
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ダニエル書第4章では、ネブカデネザル王が繁栄した大木の夢を見ます。
しかしその木は切り倒され、切り株に鉄と青銅のなわがかけられ、王が天からの言葉を聞いて終わります。
その夢の解き明かしのために招集されたダニエルにより、それはこれから起きる王の運命であることが知らされます。
ネズカデネザルは、現代で言う精神疾患になり、しかし回復し、それ以降は今まで以上に強くなることがその夢の意味だったのです。
強くなるというのは、我(が)が強くなる、ということではなく、謙遜になり、神の前に己を低くできる強さです。
ダニエルはそのために、
「義を行って罪を離れ、しえたげられる者をあわれんで、不義を離れなさい。」
(ダニエル4:27)
と王に向けてのメッセージを発します。
ネブカデネザル王の治世の絶頂期の今、彼は恐れずに王に対して真理を語ったのです。
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やがて1年の時が過ぎ、夢の解き明かしの通りの事態になります。
最高権力者であって、誰をも従わせることのできるネブカデネザル王であっても、神の支配のもとにいる一人の人に過ぎません。
彼が病に陥り、そこから回復するまで
「七つの時」
が定められています。
これが7年を意味するのかは分かりません。
7は完全数ですので、神様がお決めになったある特定の期間であり、また、完全に御心を果たされるための時間と考えたほうが良いでしょう。
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人は誰でも、この
「七つの時」
を人生の中で過ごすのです。
それは必ず病気になるということではなく、
「こうして七つの時を経て、ついにあなたは、いと高き者が人間の国を治めて、自分の意のままに、これを人に与えられることを知るに至る」
(ダニエル4:25)
という、人間に対する神のご計画です。
つまり、いつの間にか驕り高ぶり、自分の意のままに人生を生きられると思っていた人間に、実はそうではなく、神が主権を持っておられ、その神の前に謙遜に生きることが人間の分であることを知らせるためなのです。
神が定められた「七つの時」の中で、人は自分のいる位置がわかります。
神は最初に
「あなたはどこにいるのか」
(創世記3:9)
と尋ねられるからです。
「七つの時」の苦しみとストレスにさらされる日々の中、人は悔い改めに導かれ、その後はそれまで以上に強い人間として神はあなたを造り変えて下さいます。
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「七つの時」にいるな、と実感する時は、神の御心を探し求める前に、自分はどこにいるかを見出しましょう。
神の前に謙遜に生きる今日となりますように…。
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