今日のみ言葉【No.1162】(2015年10月23日)

いま、あなたの終りが来た。
(エゼキエル7:3)

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そろそろ来年のカレンダーが出始める季節となりました。

グルグル巻きにされたカレンダーをあなたはどのようにまっすぐにしますか?

ただ壁にかけただけでは、巻きぐせがついたままの中途半端な状態です。

そうです、一旦反対方向にグルグル巻きにし、それから壁にかけます。

全く正反対の方向に曲げる極端なことをして初めてカレンダーは平坦になります。

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数百年間神を無視してきたイスラエルに対して、エゼキエルはこのような預言の仕方をしました。

今日の聖句をよく見ると、過去形で未来を語っています。

「いま、あなたの終りが来た。」
(エゼキエル7:3)

未来に実現する終末の預言なのですから、

「やがて、あなたの終わりが来るであろう」

が正しいはずなのですが、もう既に終末が来てしまっていると言わんばかりの表現です。

それだけ強烈な表現をしなければ感じないほどに、その当時のイスラエルの日常は神の裁きの悲惨さなど想像できない状況であったのです。

私たちも同じです。

だからこそ、今日の平穏な一日が与えられている今、人生の、日本の、そして世界の終末が来たものとして、未来から現在を見てみるのです。

すると、今までとは違った視点・方向から見るので、全く別のものが目の前に現されます。

必要なものと不必要なものとがはっきりと見分けられることでしょう。

何が大切か、そして永遠に続く価値あるものとは何なのか、神はあなたの前に見せてくださいます。

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クリスチャンホームに育ったS兄は、地元に進出してきた大企業の工場に勤めることができ、安定した生活を送っていました。

労働条件良し。給料もまずまず。会社は日曜日は休みなので教会の礼拝にも欠かさず行けます。

その彼がある日突然私のところに来て、

「今の会社を辞めて牧師になろうと思うのですが、先生はどうお考えでしょうか?」

と尋ねてきました。

私は当然反対しました。

「今のような良い条件はなかなか無い。勤めていたほうがご両親の将来の介護のことを考えると無難なのではないか?献身して牧師になって生活していけるのか?」

今となれば何という御心に反したことを言っていたのかと全身冷や汗が出ます^^;。

彼の決心は既に決まっていました。

「先生がどう言おうと、私は神様に示された道を進もうと思います。」

S兄は、自分を通して多くの人が救われている祝福の姿を思い描き、未来から現在を見て決断したのです。

その後、どうなったでしょう?

数年後、会社はリーマンショックの影響で撤退してしまいました。

あのままいたら当然リストラの対象になっていたでしょう。

私の無益なアドバイスに乗らなかった彼は、見事に神の「ノアの方舟」に乗ったのです。

神学校を卒業し、牧師になった彼は、クリスチャンの伴侶が与えられ、教会で全身全霊、神に仕える生活をし、人々の祝福の基となっています。

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「いま、あなたの終りが来た。」
(エゼキエル7:3)

の御言葉を噛みしめ、未来から現在を見つめる一日として参りましょう。

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