今日のみ言葉(2011年4月25日)【No.36】
「しかし、わたしが与える水を飲む者は、いつまでも、かわくことがないばかりか、わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠の命に至る水が、わきあがるであろう。」
(ヨハネによる福音書4:14)
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「富は海水に似ている。飲めば飲むほど喉が渇く。」
と言ったのは、19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウエルです。
海水を飲めば体内の塩分濃度が高まり、それを薄めるために体は真水を必要とし、人間は喉の渇きを感じます。
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お金や物で自分の欲求や不安を満たそうとすればするほど、心の空虚さが広がっていくのを感じるとしたら、それは本当に人の心の渇きを癒す「命の水」を求めている証拠です。
今日の聖句は、その命の水はイエス・キリストから与えられ、私たちが吸収し尽くして終わるどころか、私たちの内に泉となって水が流れ出し、他の人々が潤されるようになると言うのです。
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クラブ活動中の事故で肩から下が全く動かなくなってしまった星野富弘さんは、ひととき人生に失望しましたが、イエス・キリストを救い主として受け入れ、心に命の水が与えられました。
彼は口に筆をくわえて絵を描き、詩を書くことでこの命の水を流れさせています。
心潤される彼の作品の一つをご紹介します。
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木は、自分で動きまわることができない
神様が与えられたその場所で
精一杯枝を張り
許された高さまで
一生懸命伸びようとしている
そんな木を
私は友達のように思っている
星野富弘
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いつまでも心の乾きを満たして下さる神と共に今日も歩んで参りましょう。
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