今日のみ言葉【No.1090】(2015年 7月18日)

ただ、あなたがたの不義があなたがたと、あなたがたの神との間を隔てたのだ。
(イザヤ59:2)

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お申し込みをされたのに、御言葉メールを受け取れない方が数多くおられます。

早く送信して下さい、と催促のメールをいただくことがありますが、登録された時点から毎日送信されています。

ご自分の「迷惑メール設定」で、届かないように設定されていることをご存知ないのです。

私の方から、

「設定を変更して下さい」

と、直すための方法を書いたメールを送ったことがありましたが、エラーメールが返って来ました。

そうです、そのメールもブロックされて届かないのです。

私の方からは何とも連絡の取りようがありません。

ちょうど

「ただ、あなたがたの不義があなたがたと、あなたがたの神との間を隔てたのだ。」
(イザヤ59:2)

とあるように、「迷惑メール設定」が送信者と受信者との間を隔てているのです。

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両者を結び合わせるためには、とりなし手の存在が必要です。

それはこのメールを読んでいるあなたのことです。

あなたご自身が、

「み言葉メールが届かない」

というご友人に対し、私に成り代わって

「迷惑メールの設定を変えると届きますよ」

と教えて差し上げる存在となることが、とりなし手となるということです。

残念ながら、イザヤ第59章の時代にはこのとりなし手となる人間が見当たりませんでした。

「主は人のないのを見られ、仲に立つ者のないのをあやしまれた。」
(イザヤ59:16)

皆自分のことで精一杯。他の人のことを考えて差し上げようとする人はいませんでした。

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この絶望的状態を憐れみ、仲介者となられたのがイエス・キリストです。

「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。」
(第1テモテ2:5 新改訳)

彼は自ら犠牲となって十字架につかれ、人の罪の刑罰を全て支払い、とりなしの祈りをなさいました。

「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」
(ルカ23:34)

そうすると、神と人との間を断絶させていた罪が、イエス・キリストという仲介者によって取り除かれ、神と人とのコミュニケーションが復活します。

「受信拒否」が「受信許可」となり、御言葉メールがその方に流れていくように、神の言葉はイエス・キリストの十字架を信じ受け入れた時から心に入ってくるのです。

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A子さんは心のガードが堅い人でした。

その生い立ちや、人の本音建前、裏表をなめつくされた人生経験をお聞きすると、無理もないなと思わされます。

その彼女の心のダムが、良い意味で決壊し、流れ出した時があります。

それは彼女に祈ってもらった時です。

教会で一緒にお食事をする時、

「A子さん、食前の感謝の祈りをしていただけませんか?」

とお願いしてみたところ、

「えっ、私まだクリスチャンじゃありませんから」

と拒否なさいました。私は、

「大丈夫。私の後について同じ言葉を言えばいいだけですから」

と言って、きちんとご本人の承諾を得てから、祈りの導きをさせてもらいました。

私:「天の父なる神様」
A:「天の、ちち?なる…、神様」
私:「このお食事を与えてくださったことを感謝します」
A:「このお食事を与えてくださったことを感謝します」

…、…、…。

「アーメン」とお祈りが終わった後、彼女はなにかひと仕事やり遂げたようなお顔をしておられました。

心のドアの僅かな隙間から、祈りをすることによって、神の光が中に差し込んできたのでしょう。

そこからは急速にご自分から神を求め出し、その後、教会で率先して奉仕をなさるほどのメンバーになっておられます。

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祈りを通して神は働いてくださいます。

神と人との間の仲介者となられたイエス・キリストを信頼し、あなたの課題をゆだねる祈りを捧げて参りましょう。

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