今日のみ言葉【No.978】(2015年 2月12日)
日よ、月よ、主をほめたたえよ。輝く星よ、みな主をほめたたえよ。
(詩篇148:3)
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ソニーのウォークマンが出たばかりの頃、学生だった私は貯金をはたいて買いました。
どうしてもしたいことがあったのです。
それは雪の米沢の真夜中を、ウォークマンを装着し、チャイコフスキーの交響曲を聴いて歩き回りたかったのです。
今までの寒くて大変なだけの米沢の夜が、「自然はオーケストラ」に変わりました。
冷たいだけの夜空には星が宝石のように輝き、降り積もって邪魔だとしか思えなかった雪が輝きだして見えました。
その晩の感動は今でも忘れられません。
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詩篇第148篇は、全被造物が主を賛美するようにと促す詩篇です。
この世で救われるべきなのは人間だけではありません。
聖書は、自然界全ての存在、地球そのものが救いを待ち望んでいることを語っています。
「かつ、被造物自身にも、滅びのなわめから解放されて、神の子たちの栄光の自由に入る望みが残されているからである。」
(ローマ8:21)
環境保護の必要性と、それに対する人間の責任というものがあるのです。
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作家の三浦綾子さん宅に、かつて
「手術代が足りないのでお金を貸して欲しい。今からそちらに伺います。」
という電話がかかってきたそうです。
綾子さんは手術後の体だから動くのも大変だろうと、
「今から届けに行くから病院名を教えて」
と尋ねると、相手はM病院とだけ教えて電話を切りました。
綾子さんが調べると、M病院はあるにはあるが、その人の言う場所にはありません。
詐欺です。
夫の光世さんに話をすると、
「彼女はそこに入院していると言ったんだ。それを信じて、その病院を訪ねて行こう。探しても見当たらなければ仕方がないが、とにかく、約束だ。届けに行こう」
(『それでも明日は来る』,三浦綾子著)
とタクシーに乗って探し回りました。
結局その病院はなかったのですが、三浦綾子さんは夫の光世さんを通して、
「何ものにも変えられないたいせつなものを発見した。」
と記しています。
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自然界全てが神を賛美している、という視点であなたの身の回りの世界を見直してみたらいかがでしょうか?
きっと昨日とは世界が変わって見えます。
そして自分自身に与えられた責任も見えてくるでしょう。
果たすべきものを果たす一日として、今日もスッキリとした思いをもって終えたいものです。
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