今日のみ言葉【No.3989】(2026年 8月28日)「ユダの裏切り」

「ユダの接吻」ジョット・ディ・ボンドーネ作

イエスがまだそう言っておられるうちに、そこに群衆が現れ、十二弟子のひとりでユダという者が先頭に立って、イエスに接吻しようとして近づいてきた。そこでイエスは言われた、「ユダ、あなたは接吻をもって人の子を裏切るのか」。
(ルカ22:47-48)

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ユダがなぜイエス・キリストを裏切ったのかに関しては、様々な説がありますが、いまだに決定的な答えは出ていません。

ただ一つ確かなのは、その裏切りの計画が淡々と実行に移されたという事実です。

なぜ悪のわざがこれほどまでにスムーズに進むのかと、戸惑いを覚えるかもしれません。

しかし、そのような暗闇の中でも、神は愛の御業を成し遂げておられることがこの箇所から読み取れます。

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有名な「ユダの裏切り」のシーンを、ルカは淡々と描写しています。

「そこに群衆が現れ」たので、ゲツセマネの園での祈りは終了しなければなりませんでした。

群衆と言っても一般の人々ではありません。

ヨハネによる福音書18章3節に、

「さてユダは、一隊の兵卒と祭司長やパリサイ人たちの送った下役どもを引き連れ、たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた」
(ヨハネ18:3)

と記されています。

これは総督ピラトの許可を得て派遣されたローマの歩兵隊のことで、その規模は数百人に及んだと考えられます。

また「下役ども」とは奴隷ではなく、神殿の警備をする警察官のような者たちです。

過越の祭の時期で、空には満月が輝いて明るい夜にもかかわらず、彼らは念には念を入れて、

「たいまつやあかりや武器を持って、そこへやってきた」
(ヨハネ18:3)

のです。

これら用意周到で屈強な男たちに、イエス様は取り囲まれました。

ユダは夜でもイエス様を見極められたので、一直線にイエス様に向かい、

「イエスに接吻しようとして近づいてきた」
(ルカ22:47)

のでした。

接吻は友情のしるしであり、ラビへの敬意のしるしです。

しかし今は、逮捕すべきイエスとは誰かを明確に示す裏切りの道具となってしまいました。

そのユダに対し、イエス様は、

「ユダ、あなたは接吻をもって人の子を裏切るのか」
(ルカ22:48)

と問いかけられました。

これは、非難の言葉ではなく、最後の悔い改めの機会を与えようとされる、イエス様の深い愛の表れでした。

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悪のわざは一気に進みますが、神はその最中であっても、私たちが悔い改め、道を引き返すための猶予を与えてくださいます。

神の声を認識したら、すぐに方向転換すること。

そのような従順な信仰生活を続けてまいりましょう。

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