今日のみ言葉【No.912】(2014年10月11日)
神よ、起きて、地をさばいてください。すべての国民はあなたのものだからです。
(詩篇82:8)
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パキスタンの17歳の少女マララさんが2014年のノーベル平和賞を受賞しました。
女性と子供に教育の機会を、と堂々と訴える姿は、もはや一国の女性首相と見まごうばかりで、とても17歳とは見えません。
男性に生まれても女性に生まれても、同じ一人の人間。
ただ役割が違うだけ。
この当たり前の神の御心が通る世界になることを願ってやみません。
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今日の聖句は詩篇第82篇の最後の節です。
この個所は、主の祈りの最終節を思い起こさせます。
【主の祈り】
天にまします我らの父よ。
ねがわくは御名〔みな〕をあがめさせたまえ。
御国〔みくに〕を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧〔かて〕を、今日〔きょう〕も与えたまえ。
我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、
我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国とちからと栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。
アーメン。
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「国とちからと栄え」
は、詩篇第82篇の世界では一部の権力者と強者のものでした。
ですから、
「神よ、起きて、地をさばいてください。すべての国民はあなたのものだからです。」
(詩篇82:8)
という訴えがなされているのです。
「国とちからと栄え」
は、経済力のある富裕層のものではありません。
かといって、それと反対側の弱者が手にするものでもありません。
「国とちからと栄え」
は、
「限りなくなんじのものなればなり。」
なのです。
すなわち、全てのものは神の所有であること。
人間は所有権ではなく、使用の許可を得ているだけであること。
これが明確になっていることが一番肝心なことなのです。
この第一歩を踏み間違えないように、今日一日の方向を設定していきたいものです。
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自分のものと思って、放さないでいるものは何でしょうか?
わからない方は、自分が何に振り回されているか考えてみましょう。
そうするとすぐ見つかります。
人は握っているものに振り回されるからです。
ハッと気づいた瞬間、自分のものから神のものへと意識を転じること。
それが今日の方向設定であり、古から「悔い改め」と呼ばれてきたことなのです。
主の祝福を得るため、「つかむ」のでなく「放す」生き方をしてまいりましょう。
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