今日のみ言葉【No.3924】(2026年 6月 5日)「最後の晩餐(1)」
さて、過越の小羊をほふるべき除酵祭の日がきたので、イエスはペテロとヨハネとを使いに出して言われた、「行って、過越の食事ができるように準備をしなさい」。
(ルカ22:7-8)
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インバウンド需要で外国人観光客が各地にあふれている現代の日本です。
人気の観光地に行って宿泊するのに、当日予約では部屋の空きがあるはずがありません。
当時のエルサレムも同様でした。
過越の祭が近づく中、世界中から大勢の巡礼者が押し寄せていたのです。
そのような状況で、過越の食事ができる場所をその日のうちに確保することなど、果たして可能なのでしょうか。
しかしそこに、イエス様のサプライズとも言える深い配慮が用意されていました。
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「さて、過越の小羊をほふるべき除酵祭の日がきた」
(ルカ22:7)
この除酵祭では、傷のない小羊を屠って神に捧げ、その肉を家族で食べる習わしがありました。
イエス様は、弟子たちと共に、家族としてこの食事をしようとなされたのです。
他の福音書では、お祭りの日が来たので、例年通り弟子たちが準備を進めているように書かれていますが、ルカでは
「イエスはペテロとヨハネとを使いに出して」
(ルカ22:8)
とあるように、イエス様自らが先手を打って主導権を握っておられる様子がうかがえます。
イエス様があえてこのような方法をとられたのは、すでにユダの裏切りの動きを察知しておられたからでした。
さて、「もしも」の仮定ですが、事前にイエス様の居場所がユダに知られていたらどうなっていたでしょう?
間違いなく、その情報はすぐに祭司長たちに伝わることでしょう。
そうなれば、過越の食事をする前にイエス様が捕らえられてしまうかもしれません。
もし、過越の食事の前にイエス様が十字架につけられでもしたら、人類の罪を贖う「過越の神の小羊」はいないことになりますから、神の計画は失敗となり、人類の救いは成されないままになってしまう可能性があります。
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では、現実はどうだったでしょう。
神の救いの計画において、この最後の晩餐で新しい契約を成し遂げ、しかるべき時にイエス様ご自身が「過越の小羊」として十字架に架かることは必要不可欠でした。
人間の思惑によってそのタイミングが狂うことは、決してあってはならなかったのです。
さて、素晴らしいことに、神の救いの計画に「失敗」や「偶然」はありません。
イエス様は、ユダにも弟子たちにも事前に過越の食事の場所を知らせないようにして、ご自分で周到に過越の食事の指示を出されました。
これこそが、イエス様が用意された、神の計画を守るための「秘密のサプライズ」だったのです。
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神の救いの計画は、常に私たちの想像を超えて、どこまでも深く、行き届いています。
人間の思惑や妨害をはるかに超えて進む、神の御計画の確かさに信頼を置き、今日も希望をもって一歩を踏み出してまいりましょう。
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