今日のみ言葉【No.883】(2014年 9月 6日)
「神は天から人の子を見おろして、賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。」
(詩篇53:2)
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詩篇第53篇は14篇と内容が同じです。
ほぼ同じ内容の詩篇が重複されて含まれているのはミスではありません。
それだけこの内容が重要視されているということでしょう。
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冒頭に
「愚かな者は心のうちに『神はない』と言う。」
(詩篇53:1)
とありますが、神などいない、という立場の人を愚か者と呼ぶのは言いすぎなのではないでしょうか?
聖書は極めて鋭い洞察力で、神無しと考える人間の行き着く先を語っています。
それは
「彼らは物食うようにわが民を食らい」
(詩篇53:4)
です。
人が人を利用し、搾取する世界が現れるのです。
人間はお互いが助けあって生きるために神に創造されました。
しかし、神無き世界では神への恐れがありませんから、自分の欲望を実現して何が悪いとばかりに、強者が弱者を都合良く飲み込む世界へと到達します。
このような人を聖書は「愚か者」と呼ぶのです。
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ではその反対の「賢い者」とはどんな人でしょう?
「神は天から人の子を見おろして、賢い者、神を尋ね求める者があるかないかを見られた。」
(詩篇53:2)
ここにあるように、「神を尋ね求める者」が賢い者です。
どこにいても、いかなることが起きても、そこに
「神を尋ね求める」
という姿勢で立ち向かい、無理矢理のこじつけではなく、神がこのことを起こされた意味を見出そうとする態度を取る人です。
神はこのような人を探し求めておられるのです。
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電車の棚から落ちてきた包みを開いてみたら、そこに黒人嬰児の遺体が入っていた…。
戦後まもなくの混乱期、沢田美喜さんが体験した衝撃の事実です。
三菱財閥の創始者岩崎弥太郎の孫として、また、外交官の妻として恵まれた環境の中で生きてきた沢田さんは、この事件を不運とも迷惑とも受け止めることが出来たでしょう。
しかしクリスチャンの彼女はこの出来事に遭ったことを「孤児の救済のために何かをせよ」という神の御声として受け止めました。
その後、多くの苦難を経ながらも、「エリザベス・サンダース・ホーム」と名付けられた孤児院から、32年間に2000人以上の混血孤児が育っていったのです。
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神が与えた人生の意味を尋ね求める一日として参りましょう。
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