今日のみ言葉【No.858】(2014年 7月 3日)

主はほむべきかな。主はわたしの願いの声を聞かれた。
(詩篇28:6)

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今日の聖句は未来の先取りの聖句です。

一連の祈りの中で、まだ祈りは応えられていません。

沈黙を続ける神に対して、必死になって何度も呼び求めます。

しかし後半になって、その祈りは既にかなったものとして神をほめたたえているのです。

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ヘブル語の用法でこれを預言過去と言います。

未来のことを既に起こったものとして聞いていくことです。

預言者イザヤが

「起きよ、光を放て。あなたの光が臨み、主の栄光があなたの上にのぼったから。」
(イザヤ60:1)

とエルサレムに帰還した人々に語ったこの個所も預言過去です。

実はこの時、

「われわれは光を望んでも、暗きを見、輝きを望んでも、やみを行く。」
(イザヤ59:9)

という状態でした。

人々は

「その荒野をエデンのように、そのさばくを主の園のようにされる。」
(イザヤ51:3)

と預言されたので、バビロンでの安定した生活を捨ててまで帰って来たのですが、どこにエデンの園があるのかというくらい厳しい現実が待っていました。

そこでイザヤが

「起きよ、光を放て。あなたの光が臨み、主の栄光があなたの上にのぼったから。」
(イザヤ60:1)

と語り、今は闇の中だが、

「主の栄光があなたの上にのぼった」

と、今の現実の先にある未来がすでに成ったこととして宣言しているのです。

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信仰生活とは現実を無視して夢を追いかけるものではありません。

むしろ、理不尽な現実のただ中を

「主の栄光があなたの上にのぼった」

「主はわたしの願いの声を聞かれた」

という未来に支えられて生き抜くことなのです。

「そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。そうすれば、そのとおりになるであろう。」
(マルコ11:24)

このイエス様の言葉に支えられて今日も確かな一歩を踏み出しましょう。

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