今日のみ言葉【No.2769】(2022年 3月15日)「パリサイ人シモンと罪の女(4)」
イエスを招いたパリサイ人がそれを見て、心の中で言った、「もしこの人が預言者であるなら、自分にさわっている女がだれだか、どんな女かわかるはずだ。それは罪の女なのだから」。
(ルカ7:39)
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この「パリサイ人シモンと罪の女」シリーズでは、ここまでシモンの視点から見える情景を描いています。
その理由は、聖書は立場の弱い人や悪役的な人側の見方で読んでいくと、神の恵みが際立ってよくわかるからです。
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パリサイ人シモンはこのストーリーの中では完全に悪役です。
表面的には善人を装い、しかも敵側のナザレのイエスを招く「器の大きい寛容な人物」を演じています。
しかし、彼の心の中では
「もしこの人が預言者であるなら、自分にさわっている女がだれだか、どんな女かわかるはずだ。それは罪の女なのだから」
(ルカ7:39)
と言い放っていたことが聖書に記されています。
これは、その女性が尊い人格的存在であることを無視した考えであり、と同時に、
「イエスはこの女がどんな女かもわからないでいるのか。預言者だなどと民衆は言っているが、この程度のレベルの男なのだ」
と完全にバカにしている態度なのです。
しかし、その本心は決して表面には出しません。
彼は本音と建前の二重構造で身を守り、上手に世渡りする人物だったのでしょう。
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しかし、イエス・キリストは神の御子ですから、シモンの心のレベルの遥か上を行っておられます。
全てを見抜いた上で、
「シモン、あなたに言うことがある」
(ルカ7:40)
と彼に言われました。
シモンは自分の心の中が見抜かれているなどとは想像もしていませんから、おそらく何食わぬ顔で
「先生、おっしゃってください」
(ルカ7:40)
と受けたのでしょう。
ここからイエス様はどのように彼を導かれるのでしょうか?
もしあなたがイエス様の立場にいたら、このシモンという男に何と言いたくなるでしょう?
以下、次回に続きます。
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あなたの心の中の声をイエス様はご存知です。
この御方の愛の導きを信じ、今日の一歩を踏み出して参りましょう。
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