今日のみ言葉【No.3734】(2025年 9月24日)「過越の祭の規定(3)」

七日の間あなたがたは種入れぬパンを食べなければならない。その初めの日に家からパン種を取り除かなければならない。第一日から第七日までに、種を入れたパンを食べる人はみなイスラエルから断たれるであろう。
(出エジプト記12:15)

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パンの焼き上がる良い香りは、イースト菌が生地の中の糖を分解し、さまざまな芳香成分を生み出すことによって生じます。

その意味ではパン種は「良いもの」の象徴であってもおかしくないはずですが、聖書ではしばしば「悪」の象徴として用いられます。

それは、ほんの少しのパン種が全体を膨らませてしまうように、わずかな悪が全体を腐敗させるという意味を持つからです。

イスラエルに与えられた「種入れぬパンの祭り」には、この純粋さを追い求める意義が込められています。

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過越の祭の規定の後に、種入れぬパンの祭の規定が続きます。

現代のイスラエルでも、金曜日の過越の祭の後に、7日間の種入れぬパンの祭が続き、過越の祭は1日だけですが、実際には8日間にわたる祝いのように受け止められています。

これは、エジプト脱出の際の緊急性を覚えるためのものです。

発酵させる時間がなかったため、先祖たちは膨らまない「種入れぬパン」を食べました。

その故事を体験的に覚えるための祭りなのです。

しかしそれだけではなく、パン種が「悪」「罪」「腐敗」の象徴とされているため、種入れぬパンは「悪からの分離」を表し、神に対するきよめを意味しています。

新約の時代に生きる私たちクリスチャンは、過越の祭や種入れぬパンの祭を守る必要はありません。

なぜなら、イエス・キリストこそが完全な「過越の小羊」として、私たちの罪のために犠牲となってくださったからです。

そのゆえに、私たちは神の御前において、すでに「きよい者」と見なされているのです。

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この神の恵みに感謝する一日を送ってまいりましょう。

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