今日のみ言葉【No.758】(2014年 2月 8日)
もとの宮を見た老人たちがあったが、今この宮の基礎のすえられるのを見た時、大声をあげて泣いた。また喜びのために声をあげて叫ぶ者も多かった。
(エズラ記3:12)
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キリスト教式の定礎式をする時、敷地の適当な場所に聖書を埋めます。
永遠の神の言葉というこれ以上ない確かな土台の上に家の基礎を据える、という意味を込めて行います。
ある方は
「家の中心だからここです」
とその場所を選び、またある方は
「皆が必ず入る場所だから」
と玄関となる位置に聖書を埋めることがあります。
いずれにしても、定礎式は喜びの日です。
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イスラエルの地に帰還した者たちが最初にしたことは、祭壇を築き、供え物を捧げることでした。
そして主の宮の建築工事に従事しました。
国の体をなさない僅か4万人の群れは、幸い妨害に会うことなく、ついに主の宮の基礎を据えることが出来ました。
当然、
「喜びのために声をあげて叫ぶ者も多かった。 」
のですが、中に大声で泣く者たちがいました。
「もとの宮を見た老人たち」
でした。
彼らは喜びのあまり、嬉し泣きをしたのでしょうか?
答えは「ノー」です。
彼らが味わっていたのは、悲しみと惨めさです。
なぜなら、彼らが若い時に見たソロモンの神殿に比べると、これから建て上げられようとする神殿はあまりにも貧弱だったからです。
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全く同一のものを同時に見ながら、片や喜びに湧き、片や悲しみに沈む。
その違いは「過去」にあります。
栄光の過去を知る者は、現在と比較し、その落差に自分を「みじめだ」と評価します。
過去のない若者は比較するものがありません。
ですから、何も無いところからこれだけのものが出来上がったという喜びを感じるのです。
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過去の記憶はあなたを助けもしますが、時には振り切ってでも捨てなければならない過去もあることでしょう。
泣く選択、笑う選択。
それはあなたの今日の決断で決まります。
未来に目を向ける一日として参りましょう。
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