今日のみ言葉【No.3500】(2024年11月13日)「シメオンとレビへの預言」

シメオンとレビとは兄弟。彼らのつるぎは暴虐の武器、…、わたしは彼らをヤコブのうちに分け、イスラエルのうちに散らそう。
(創世記49:5、7)

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「なぜ部下たちは自分たちで決めずに全部聞いてくるのか」(https://sizu.me/fromatomより)

あなたが、育たない部下に不満を抱く上司なら、思い当たることがあるでしょう。

その答えは、部下は上司との過去の経験から

「自分で決めても無駄」

と感じているからです。

部下は、チームとして決めたことに、「それじゃダメだ」と反対されたり、「それはこうやって」と別の指示を出されたり、結局最後に上司流のやり方で全面的に書き換えられたりしたので、

「全部無視されるのなら、最初から聞いてしまったほうが早い」

とあきらめてしまったのです。

つまり、部下が育たないのではなく、部下を育てるのに失敗した上司だったということです。

旧約聖書中には、

「どうしてこんなことを神は許されるのか…」

と思うような出来事がありますが、神はあえて悲劇的な失敗をさせ、そのことを通してイスラエルが、

「神の御心を自分たちで正確に選び取る民族」

となるように、その霊的成長を導いておられるのです。

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ヤコブには4人の妻がいましたから、彼の息子たちは兄弟と言っても異母兄弟です。

その中で、シメオンとレビは同じ母親レアから生まれた兄弟です。

この二人の特徴は、創世記34章のデナ・ハモルの事件に現れています。

「三日目になって彼らが痛みを覚えている時、ヤコブのふたりの子、すなわちデナの兄弟シメオンとレビとは、おのおのつるぎを取って、不意に町を襲い、男子をことごとく殺し、またつるぎの刃にかけてハモルとその子シケムとを殺し、シケムの家からデナを連れ出した」
(創世記34:25-26)

彼らは、妹デナが犯され、辱めを受けた事への復讐として、怒りにまかせてこのことをしたのです。

決して神の義を通すためのものではありませんでした。

ですから、ヤコブの預言の中で彼らは

「シメオンとレビとは兄弟。彼らのつるぎは暴虐の武器」
(創世記49:5)

と言われています。

後に、この2部族は、

「わたしは彼らをヤコブのうちに分け、イスラエルのうちに散らそう」
(創世記49:7)

という預言の通り、シメオン族の人口は少なくなり、レビ族は48の町に分散して居住することになります。

「イスラエルの人々の所有のうちに、レビびとが持った町々は、合わせて四十八であって、それに属する放牧地があった」
(ヨシュア記21:41)

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シメオンとレビが祝福の預言ではなく、呪いの預言を受け、その通りになったことを通して、私たちは学ばなければなりません。

その答えは、聖書を通してあなたご自身が出すのです。

神は満点の答えでなくても、あるいは、誤答であったとしても、あなた自身から出た答えを待っておられます。

間違いを繰り返しつつ、一歩一歩、神の正解に近づく今日として参りましょう。

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Posted by maruyama