今日のみ言葉【No.644】(2013年 9月 9日)
ダビデの死ぬ日が近づいたので、彼はその子ソロモンに命じて言った、
(列王紀上2:1)
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結婚相手を求める活動を「婚活」、就職活動を「就活」と言いますが、これになぞらえて、最近では「終活」という言葉が出てきました。
自分の人生の終わりを、まだ元気でゆとりのあるうちに考え、備えておくことです。
そのために、エンディングノートなどという商品が売れ行き好調だそうです。
昔からある「終活」は遺言状を残すことでしょう。
これを書く時のポイントは、
・本人の直筆
・作成年月日の明記
・印鑑(実印)の押印
の3つです。
しかしこのままでは本当にその遺言が果たされるか確かではありません。
あったはずの遺言状がなかったものとされたり、覆されたり、世の中は様々なことが起こります。
ですから、
「遺言執行能力のある人物に遺言状をゆだねる」
ことが最後の締めのポイントです。
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列王紀上2章にはダビデの遺言が書かれています。
「ダビデの死ぬ日が近づいたので、彼はその子ソロモンに命じて言った」
(列王紀上2:1)
彼の遺言は何だったのでしょう?
財産の処分でしょうか?
彼の在世中、正義を通したくても通せず、そのままにしておかざるを得なかった重要な問題が数個ありました。
その処分を、次の王ソロモンに任せたのです。
罪は罪として見逃されずにその支払いを求められ、功績に対しては報いを与えるというように、正しく筋を通すようにしたのです。
それは個人的怨恨ではなく、ダビデ王朝が末永く続き、イスラエル王国が安定し、国が堅く立つための指示でした。
知恵の人ソロモンは、相手にぐうの音も言わせず、きっちりとこの仕事を果たしました。
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ソロモン王のような人に私たちの罪の支払いを請求されたら、もうどうすることもできません。
「罪の支払う報酬は死」
(ローマ6:23)
だからです。
しかし、その死を身代わりに受けて下さったのがイエス・キリストです。
このことを信じるだけで私たちは罪がゆるされ、永遠の命をいただけるのです。
もう罪を追求する者はいません。
あとは赦された恵みに感謝して歩む人生が残されているだけです。
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罪の処分に追われる人生は終わりました。
ゆるされた感謝を生きる人生を始めて参りましょう。
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