今日のみ言葉【No.3263】(2024年 1月17日)「約束を果たす(1)」
ときに神はヤコブに言われた、「あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい」。
(創世記35:1)
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デナ・ハモルの事件の後、ヤコブは神から啓示を受けます。
それは、今いる場所からベテルに移り、そこで祭壇を造れというものでした。
「あなたは立ってベテルに上り、そこに住んで、あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神に祭壇を造りなさい」
(創世記35:1)
これを
「単なる建築工事だな」
と読み飛ばしてはいけません。
そこには深い意味があります。
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この祭壇は神を礼拝するために造られます。
その神とは、
「あなたがさきに兄エサウの顔を避けてのがれる時、あなたに現れた神」
(創世記35:1)
です。
これは創世記28章に書かれてあります。
この時、
「ヤコブは誓いを立てて言った」
(創世記28:20)
とあります。
彼が神に対して約束したのは、以下のことです。
まず、自分が約束を果たす条件を述べています。
「神がわたしと共にいまし、わたしの行くこの道でわたしを守り、食べるパンと着る着物を賜い、安らかに父の家に帰らせてくださるなら、主をわたしの神といたしましょう」
(創世記28:20-21)
実際、その通りとなりました。
ですから、ヤコブは自分が神に対して約束したことを果たす時期に来ていたのです。
「またわたしが柱に立てたこの石を神の家といたしましょう。そしてあなたがくださるすべての物の十分の一を、わたしは必ずあなたにささげます」
(創世記28:22)
本来なら、エサウと別れてすぐにこのことをすべきでした。
しかし、ヤコブの心の準備、霊的状態がそこまで到達していなかったようです。
そこで彼はスコテにとどまりました。
信仰の停滞、現状維持は、この世に影響され、流される道を作ってしまいます。
デナ・ハモルの事件はその一例です。
いよいよ、神がヤコブをうながし、彼が決心して約束を果たすべき時が来たのです。
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しかし、創世記28章と35章との間には、約20年の月日が流れています。
その間、ヤコブには物質的な「荷」と、目に見えない精神的な「荷」がどっさりできています。
物質的なものとは、あってはならない偶像です。
精神的なものとは、個人的な宗教です。
これらを大掃除しなければ、真の神と出会った地ベテルに移り住むことはできません。
私たちが
「やれば良いとはわかっているのだけれど、なんだか億劫で手が着かない」
と、いつまでも引き延ばししているのは、片付けなければならない重荷の大きさに心理的に圧倒されているからです。
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どこかで、神に促されていることを、決心して取り組まなければならないのです。
神はそのために痛い代償をデナ・ハモルの事件で払わせられたとも考えられます。
「もうこんな痛い思いはしたくない」
ということを動機として行動に移るか、
「これが神の御心だから、自分としては大変だが、従順に従う」
と心に決めて行動するのか。
どちらも人生の生き方です。
その選択は、今日、あなたの手の中にあります。
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神と結んだ約束を果たすことを、心に決める今日として参りましょう。
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