今日のみ言葉【No.3217】(2023年11月 8日)「ヤコブ対ラバン(7)」

その時ラケルは父に言った、「わたしは女の常のことがあって、あなたの前に立ち上がることができません。わが主よ、どうかお怒りにならぬよう」。彼は捜したがテラピムは見つからなかった。
(創世記31:35)

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ラバンのテレピム探しが始まりました。

しかし、どこにも見つかりません。

とうとう最後にラケルの天幕の所に行きました。

テラピムを盗んだ当の本人のラケルはどうしていたでしょう。

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「ラケルはすでにテラピムを取って、らくだのくらの下に入れ、その上にすわっていた」
(創世記31:34)

とあります。

ラバンがラケルに「そこをどきなさい」と命令して、辺りを探せば簡単に見つかるはずです。

しかし、ラバンはそれができませんでした。

なぜなら、ラケルがこう言ったからです。

「わたしは女の常のことがあって、あなたの前に立ち上がることができません。わが主よ、どうかお怒りにならぬよう」
(創世記31:35)

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ラケルは、自分は今生理中だと言いました。

これは嘘です。

しかし、この言葉にはラバンの捜索を許さない力がありました。

この地方では、女性は生理中、立ち上がらなくてもよいという慣習があったのです。

つまり、ラケルはその地方の習わしを利用し、嘘をついて自分の盗みを隠し通そうとしたわけです。

これがそのまま通ってしまいます。

神は彼女の悪事を見逃し、自分が好むヤコブを助けるような「えこひいきの神」なのでしょうか?

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これはラバンが自分が蒔いたものの実を刈り取ったということです。

彼はかつて、この地の習わしだと言って、無理矢理ヤコブに自分の言うとおりにさせたことがあります。

レアをヤコブの妻とさせる場面です。

「ラバンは言った、『妹を姉より先にとつがせる事はわれわれの国ではしません。まずこの娘のために一週間を過ごしなさい。そうすればあの娘もあなたにあげよう。あなたは、そのため更に七年わたしに仕えなければならない』」
(創世記29:26)

今、ラバンは、かつて自分がヤコブにしたのと同じ事をされたのです。

欺く者は、同じように誰かに欺かれます。

これは神がラバンの量りに従って、同じ量りで量り返したということです。

神がアブラハムと結んだ契約条項の中に、

「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう」
(創世記12:3)

がありますが、今回、神はその約束を果たされたということです。

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約束に忠実であられる神に今日も守られていることを思い起こす今日として参りましょう。

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Posted by maruyama