今日のみ言葉【No.1333】(2016年 7月20日) 017 「イエスを呼び戻しに来た家族たち」(2)
すると、イエスは彼らに答えて言われた、「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」
(マルコ3:21)
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エルビス・プレスリーほど誤解されている歌手はいないのではないでしょうか。
彼は熱心で敬虔なクリスチャンであり、本当は教会のゴスペルシンガーになりたかったのです。
しかし、時代はロックシンガーを求め、彼は人々が求める虚像を塗りたくられ、売り出されたのでした。
エルビスが本当にクリスチャン歌手だったということは、グラミー賞の受賞曲に現れています。
彼はグラミー賞を3度受賞していますが、ロック部門ではなく、いずれもゴスペル部門でした。
私たちが持たされているイメージとはかけ離れたプレスリーの本当の姿を知る時、イエス・キリストの本当の姿を知ることの重要性を覚えます。
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イエス様の家族も、その本当の姿を知ってはいませんでした。
しかし、母マリヤだけは別だったのではないでしょうか?
彼女にとって息子イエスは特別な存在でした。その誕生にまつわる理解を越えた出来事があったからです。
ところが、日常生活を続けている中で、いつしか「神の子イエス」から「人間イエス」という意識が大部分を占めるようになっていたようです。
すでに12歳の時の宮詣でにおいて、イエス様は自分の父は天の父なる神様であることを宣言しておられましたが、マリヤはそのことを十分に理解することが出来ませんでした。
「するとイエスは言われた、『どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか』。しかし、両親はその語られた言葉を悟ることができなかった。」
(ルカ2:49-50)
その後18年間、30歳になって公に伝道を始めるまで、イエス様は家族に仕えられました。
「それからイエスは両親と一緒にナザレに下って行き、彼らにお仕えになった。母はこれらの事をみな心に留めていた。」
(ルカ2:51)
ですから家族にとってもイエス様は、「大工ヨセフの息子」という思いしかなかったのです。
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さて、どうやったら「○○さん」という人を知ることができるのでしょうか?
直接本人に会って疑問をぶつけたり、問い正していくことが一番正確な情報の入手法です。
しかし私たちはいきなりそうはせず、「○○さんはどんな人ですか?」と周りの人に聞くことが多くあります。
すると、いろいろな答が返って来ます。
しかしそれらの答は、その人のフィルターを通して出てきた答なので、実際に○○さんに会って話をしてみると、全く違った一面を知ることがよくあります。
ですから、人の噂ほど当てにならないものはありません。
噂を流す人はほぼ100%、当の本人に会っていないからです。
又聞きしたことに自分の解釈を加え、さらに人が面白がって聞けるように尾ひれをつけて、「〜らしいよ」という噂が出来あがるのです。
私たちは先入観から解放されて、イエス様が何を言い、どのような事を行ったのか確かめていきたいものです。
イエス様が神の子である証明は、その言葉と行いです。
実際にイエス様を目の前にすることはできませんが、私たちは聖書を通してイエス・キリストの言葉と行いを知ることができます。
ここに御言葉を読み、それを正確に受け取る重要性があります。
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「イエス・キリストとは誰か?」という自分からの質問と共に、イエス様の方からも、
「わたしの母、わたしの兄弟とは、だれのことか」
(マルコ3:21)
と、私たち自身の方が問われていることを覚えましょう。
イエス様は噂であなたを判断される御方ではありません。
今日起きる出来事であなたがどう思い、どう行動するか。
本当の私を知ろうとする方がおられることを思い、「神の前に歩む私」としての今日一日を精一杯に過ごさせていただきましょう。
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